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考察:現状分析1.3
(2011/07/22)
竹内けん
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<'11/5/27>
個人的には未だモラルは回復していませんが、来てくださった方も複数おられたのでちょっと思いついたことを少々
1. パーティ外交へ?
今回は公務でフィリックス殿下がダリシンへ赴くという事で、“キャッスル”とはゼピュロアではなくダリシンのお城、という事なのでしょう
キャッスルが『大空の調停者』で16より4年前の時代という事でまだまだフィリックスの王太子妃の争いの渦中、というよりは始まったばかりで、もしかしたら16になった時でもまだ決まっていないのかも知れませんね
で、あれば、ダリシンへの用向きが如何なるモノかは分かりませんが、王国の姫が婿候補を自国で歓待したという事実は、他の国の姫を刺激して雪崩現象になって招待が続くかもしれませんね
もっとも、これはペルセポネのコーネリアが殿下の親衛隊の副隊長になって身の回りの近い所に常に居られる、という利点を上回ろうという考えからかも知れません
大方の予想(というか読者の期待はロイヤルガードの外伝で出たエロイーズ登場だったかと)を裏切り、ダリシンへの外遊のお話は新鮮かも。
まあ、コーネリアも実は2で絵が出ていた(確かキルタイムのブログでそう解説されていたかと)ので、密かにエロイーズも4で絵が出るかも知れませんね
前にグロリアーナが人生を楽しみたい主義だからゼピュロアを主催会場にしたパーティ外交になるのでは?と予想したわけですが、殿下自ら出向く展開もありなんですな
確かに『大空の調停者』でも腰も軽く目的を成就させる為脚しげく両陣営を訪れていました…
<'11/7/21>
今回の4で分かったことから、イシュタールの先々代にはシェルファニールのマリアルイズに婿として王弟のマクシミリアン、先王ローゲンハイドの代にはダリシンの王太子妃に王妹のクシャナと入れていることから、イシュタールの国威・勢力はこの西方地域では高かった、と言えるだろう
こういう地域情勢だと、クレオンレーゼともイシュタールは何らかの繋がりがある可能性は高い
内向きだったというローゲンハイドの治世を考慮すれば、軍神と言われた王弟ヒルメデスの功績は明らかだし、それがあってこその周囲に抜きん出ていたわけで、短慮で杜撰なクーデターの企画・実行者の罪は重い
そしてきちんと読んでいれば、殿下が出発前に元々イシュタール王族のクシャナでも無条件にイシュタールに好意的である訳でなく、ダリシンの国益を優先する態度に出るのも当然、と理解していることから、明確にシェルファニールや他国の思惑がある事で行動しているというのは理解していると考えるのが普通で、それに気づかないのは鈍いのではないだろうか
比較的旧権威が保たれていた奥州や四国・九州とか、或いは畿内での応仁の乱から5・60年くらいはこういった地縁・血縁で結びついていた武家が争っていたことを考えると、乱世としてはまだまだなのかも知れない
新国王カスピアンは、明るく人懐っこく憎めないタイプで、どうも野心とか領土拡張とかには縁のなさそうな性格である
かなりおっかないw王妃クシャナが国内を取り仕切り、まとめ上げていくようであるし、フリックスたちの功績からも好意的であるだろう
『大空の調停者』で西方では有名だという、“イシュタールの若き獅子”と呼ばれることになる、殿下の業績・足跡の一つになっているに違いない
ハーレムシリーズなので男の描写は変わらずおざなりだが、インテグラの父である、前国王の弟ブラウシュビッツ公とかかなぁ
初老という事で、まだまだ活躍の余地はあるかも
また、即位式典にはランチェロ・モンテナルモなどの周囲の国の王族関係者、光烈神社の大僧正や朱雀神殿の法王も参席していたようである
ダリシンはイシュタールより些か国家の規模は小さいとの事だが、同格、或いはそれより上の格のグロリアーナの即位式に光烈神社の大僧正と朱雀神殿の法王が出席していないとは考えにくい
おそらくキャッスル1がホンの初期の作品でこういった設定が無かったからかと思われる
そうすると、ダリシン行ではシャクティがフリックスとの会見等のスケジュールを決めていたそうだが、この二人の宗教的権威との会談を避けるとは考えにくい
ましてや朱雀神殿とは懸案の案件もある事だし、そのこと自体の話し合いではなくとも、会う価値と時間を割く必要はあるから…
今回はオムニバスではなく、お話の筋が一本通っていたので、省略されていたと考えることもできる
出来事を逐次書いていく歴史書じゃないわけだし
<'11/7/23>
次回作がイシュタール国内のお話になるのか、また外遊のお話になるのか分かりませんが…
3のようなオムニバスのお話もいいのですが、如何せんお話が進んだという印象を受けないので…
イラスト無しで、ネット短編という形で、3と4や4と5の間のお話とかを描いていけるなら、それをまとめて短編として編集できる気もします
キャラは出てるけどイラストが無いヒロインに関しては、Hiviki.N先生にお願いした方が良いでしょうけど
2.国内・対外国事
特に行事によってお話を進行していくことが全てじゃないと思いますが、お話としてはその巻のストーリーの筋が出来ると思うので、イベントを考察していくと…
① ローゲンハイドの1周忌
国内としてみると、考えられるのはまず先王ローゲンハイドの1周忌
これは式典自体は暗いイメージがあるけども、国王の冠婚葬祭は外交の場であるからには諸外国の有力者や宗教関係者が集まるだろう
喪服を着たママを犯すという背徳的なシチュも…w
それといつなのか分からないイシュタール建国祭とか?
4が冬だったことを考えると田植え前の収穫祈願の春祭りや新年祭(ハーレム世界にはクリスマスは無いわけですし 笑)
新年祭は王国・王家の催しかも知れないが、収穫祈願祭(春祭り・シスター2では春の祭典)はもっと秋の収穫感謝祭のような民間の系統の催しかも知れない
秋祭りでも朱雀神殿がかなり関わっていたことを考えるとやはり中心になるのではないだろうか
ダリシンで即位式典に法王が出ていたし、何らかの繋がりを作って欲しいなぁ
② 外交交渉・外遊
外遊としてみると、クレオンレーゼの内情が分からないので、建国祭くらいしか思いつかない
シェルファニールなら、現国王マティアスに第何子が生まれたからお祝いとか,マリアルイズ本人は喜ばないかも知れないが生きているなら還暦のお祝いなど有り得るかと
もしくは、新しい交易の条約が提携されての就航式とか?
シェンロンのような国際都市なら、王宮や貴族の世界だけでなく、高名な船長とか豪商・娼館とかお忍びで訪問、というのも面白そうです
例えば、お話は長くなるけど、フレイアにバロムリストがザウルステールを貸与することが決まり、おそらくフレイアにとって大きな顧客のシェルファニールの面々を招待し、エロイーズと共にシェンロン経由でバロムリストの王都か、ザウルステール、またはフレイア王都カブスまで…
確か未だ殿下は海を見たことが無い筈なので、新鮮な体験になるだろうし西方の周辺国,富の源泉の一つの海(西海)を目にすることは凄い刺激になると思うし
また、メリシャントに狙いを定めていく気配のドモスの動きをこれから見せるわけですが、お忍びで(私用で)バロムリストやニーデンベルグの街に魔法の触媒を買い付けに来たバージニアに出会う…という事も無いわけではないんじゃないかと
ペルセポネなら、養子縁組という政治的な動きが将来あるけれども、このキャッスルの時点でコーネリアと共に訪れて、ペルセポネの王族や家臣たちに殿下の人となりを見てもらい、信頼に足る人物・ダリシンでのように信義を重んじる人物、という評価を得ていれば、イシュタールの養子縁組・仲裁を受け入れる素地が出来る事にも繋がるし(つまり前ふりですね)
勿論、宗教勢力としての朱雀神殿の大神殿(本殿)とか、光烈神社(男ばっかなんでハーレムシリーズとしては出ないかw)とかでもいいわけですが
ランチェロやモンテナルモ、或いはまだ荒廃していないこの時代のメリシャント行、なんてのも面白いかと思います
<´11/12/30>
コミックキャッスルの外伝とレジスタンス2の外伝から、イシュタールの情勢が断片的ですが明らかに
上述の"パーティ外交"ではないですがグロリアーナ義母女王陛下の発案より、新たなる名産になったティーセット、を外交の贈り物にしたイシュタールの外交の方針を匂わせる気の使いようである
もっとも、征服を目指すドモスや怜悧さを警戒されるセリューンの二重王国とは違って、地理上からも他国に侵略の意図を警戒される恐れのない国のイシュタールなので威圧的な外交をする理由もないのであるが。
寧ろ、シャクティに説明されなくては分からなかった謎かけ(ティーセットを贈る意味)や先に拒絶の意思を読まれていたことで、腹芸の無さを露呈したような気がしますね…エルフィン…
まあ、フレイア総督のヒルクルスも腹芸の出来ない(媚び諂いは覚えたようだ)男なんで、釣り合いは取れますが…と、すると両者の対決はガチ武力衝突のみか!w
そういえばエルフィン陛下と会った頃は百日戦争の講和も既に知れ渡ってる筈だが言及は無かったな…
両者の合意を取り付けたのも時期的に丁度いいから上手くやった、って評価でしかないのかな、エルフィン
それは見方として一方的すぎるだろ…
シャクティがゼークトに会見に行ったきっかけはシェルファニールのパウロからの連絡だが、まあ一番に知らせるのは当然だよね…
彼は盟主として働いて貰う為にフィリックスを選択したんで、率先して働いてもらうには情報を提供するのなら安上がりだし、未だ器量を見定めていない相手に対してどう反応するか、どう思うか(エロイーズを通して、或いは本編では全く出てないがRG外伝で言及されたついてきているであろうブリューセイスから等)確かめたくもあるだろうから。
寧ろ同盟として上手く機能している証左かと思うのだが
その後のエルフィンとの会見では政治の中枢は殿下に移り間もなく即位するという事だから、普通に考えてシャクティ発案の殿下直属の諜報機関、の情報網の敷設と機能もうまくいっている、と考えるのだが…。
ましてや即位間近であることを鑑みれば、従来よりあるイシュタール王国の情報網も活用できると思うのだがねぇ
ここまで考えると、次期国王の側近中の側近を送って「同盟しないか?」と打診したのはフィリックスが本気でそう望んでいた、と言えるのではないか。
いきなり外伝で新キャラを出すのは…という文章構成的なタブーもあるかとは思うが、新フルセンとの関係をそんなに大事と考えていないのならば、官僚や貴族の特使でもいいと思うからねぇ
軍事視察ならば適当な武官でもいいわけだし
あとは地場産業としての高級食器、磁器のムスラン商会の育成でしょうか
シルクロード、というNHKの有名な番組のタイトルからも西欧にとっての主要交易品は絹(生糸)と陶磁器でした
中でもボーンチャイナは東インド会社(イギリス)の主要交易品の一つで、日本でも知られた“景徳鎮”や江戸幕府と交易が認められていた東インド会社(オランダ)も伊万里焼などを西欧に持ち運び、トルコのトプカピ宮殿の宝物庫や欧州各王室、現博物館や美術館で見ることが出来ます
国際港であるシェンロンと近ければ海運を利用できますし、船での輸送コストを考えれば有利ですから、意匠の違いもあり、競争に勝てるという事なのでしょう
事実エルフィン即位時では大陸での評価も勝ち得ているようですしイシュタールの産業の一つとして育っているようです
他に高級食器としては銀食器もあるとは思いますが…確かイギリスではランクにより彫金で示される…
因みに英国政府認定の最高級はレオパルド(豹の頭)。以下、3つの塔を持った城の「エジンバラ」、錨の「バーミンガム」、薔薇の「シェフィールド」
イシュタールでやるとすればグリフィンの紋章の入った銀食器、が最高でしょうかねぇw
一次産品(単価が高ければ無論豊かになりますが)が主流である国よりも陶磁器や織物などの二次産品が特産ならば産業も発達していると言えるでしょう
森と湖の国、と豊かな田園地帯、という描写から木材や水産物、農作物の豊かな国であると推測できます
その上に産業が興っているとすれば、かなりの経済的に先進地域、ではないでしょうか
中世西欧の強国だったスペインやフランスは、農業的にも大国でしたが工業的技術的にも大国でした
金のあるところに人が集まり、情報が集まり、知識も集まるのです
故に魔法技術も集まる可能性もあるでしょう、経済大国には
技術としてはオーシャンで海竜討伐に使われていた“火薬”に注目ですかね…
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