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考察:現状分析2.5
ハーレムスチューデンツ (二次元ドリーム文庫 214) (2012/02/14) 竹内けん 商品詳細を見る |
ネタバレ注意!!
<'12/2/12>
1. ドモスの士官学校
今回のスチューデンツで出たのは士官学校の1期生たちです、そしてその年はロレント在位23年との事。
年表を参考にすると、ターラキア戦役の翌年のようである(ロレント43歳)
バージニアの記述がヴィルズによると40前後、とのことだがロレントよりは4歳若いので39?アラフォーではあるが…
初代校長(と言っても2代目校長はお話しにも出てないw)はステファン、魔法学科にバージニアか…
やっぱ、金髪美熟女対決は無いかな…キャッスルは出にくいので、楽しみ成分は薄くなっていくなぁ…
ホント冊子を買う実入りが無いよね~オマケも無かったし(苦笑)
半ば強制的にドモス勢力圏の貴族の子弟を集めて学ばせる士官学校だそうだ
教育課程は3年…短くね? 近代軍隊の士官学校だとその基礎に国民への義務教育という初等教育がなされている、という事が、生徒の教養の前提にあるわけだけれども
各貴族が家庭教育で、ってのが入学生の基礎知識になってるだろうけども、これだと知力(IQ)はともかく、教育水準、って意味では不ぞろいだよね?
その中では落ちこぼれる生徒も多そうだ…まあ実力主義のドモスって事なんで、落ちこぼれはイラネって事なんでしょうなぁ…
個人的には幼年学校+士官学校で教育課程は4~6年制でもいいと思うがなぁ
これは中世の元服(成人)が15歳前後と考えても、12歳から4~6年の教育くらいで身に付くと思うのだが、軍事もそうだけど、魔法学科もあるなら
先に挙げた入学生の基礎教養の質も疑わしいわけだし、複雑で高度な知識の要りそうな魔法学科はより年数を掛けてもいいのではないか?(例えば、大学は4年だが、医学生は6年ですよね?)
イシュタールや西域同盟ではそうしてください、まあ車やパソコンなどの工業製品でもロットが後の方が初期不具合いなどが解決されてる製品である事も多いですからねw 後発が有利な点はこれですかね、まあ自分が英雄だと思っている人物が考えるよりも、自分は凡人だ、と考える統治者の方がよりきめの細かい教育制度を創れそうですしねぇ
あと、教材やカリキュラムも教官の独自っぽいですな
つまり先生の教える資質によりかなり授業内容が変わってくる気がする…
スポーツの例で見ても、名選手は名コーチ・監督では必ずしもない、ですからね
っていうか、なかなか名選手は…世界的に有名な、サッカーのファンタジスタや名選手で、コーチ・監督で名声を獲得できるのはホント一握りというか数える程しか…監督・コーチの人材の裾野が広いので、監督・コーチとしての人材と教育が充実しているのもあり名選手ではなかった人材が指導者として育っているのだとは思いますが…
アメリカや欧州の士官学校は生徒の学業成績は勿論ですが卒業後の業績までフィードバックして新たなカリキュラムに取り入れ教育に生かしていますからね…
近代・現代と比べちゃあ可哀想ですけどもw
2. 士官学校の人脈
ロレントの考える、ドモスへの人質と王国を支える人材の育成という一石二鳥の策のようですが、王都フェンリルでなんですね
ここで私が気になったのは、ジェネシスでのドモス本国派とアンサンドラの企画するクラナリア派
つまり、説明によるとドモス本国派は純粋な元のドモス王国の出身者で固められている、
という事は士官学校の人材たちの中でも他の地方の出身者は入りようがない
また、クラナリア派は王太子アレックスを中心にしているが旧クラナリア人が固まっている…
ので、この2国の他の国出身者の士官学校の人材は受け皿が無いようである
これは初めて近代的な軍隊を創設した帝国陸海軍の例を見て貰えれば顕著だろう
創設されて最低一世代は陸軍は薩摩閥、海軍は長州閥が主流でトップもほぼ固定されてましたからね…
なかなかこういう派閥を解体するのは難しいでしょうな
今の処、この2派の代表として、ドモス本国派はナジャの息子のロシェ、クラナリア派はアンサンドラの息子アレックスという盟主がいるが…ここに名を連ねたとしてもアウトサイダーとしての末席、という地位は変わらない
今回、ロレントの子供は100人からいる、とのことなので、これから有望な王子が出て来ないとも限らないが…
第3の王子が出てくればますます世代交代に分裂の危機は増大する♪
アウトサイダー、というか国内の不満派が結び付けば怖い、というのはちょっと昔だと東欧の共産国の崩壊、そしてオレンジ革命、ジャスミン革命、と見てきた通りである
ここの処でも融和、(友愛の方がもっと怖いけどww)というのはロレントの治世には向かないような気が…って証左になってるのかも
3. 反乱の情勢
何か、百日戦争からの反乱の勃発、ドモスの国内の政治的混乱が無かったようになってるのが気になるんですけど
キャラバンでは、千人からの集団に襲撃を掛ける盗賊がいるドモスなのに…
今回に主人公、ヴィルズの祖国ネフティスは二重王国の傀儡化されている、との記述なのでこれは確定事項の再確認って感じですね
流石にフェンリル⇔カーリング間はって思うけど、オルフィオの体験あるしなぁ
何かこの辺をなぁなぁにしてドモスが再攻勢出来るようになった、という事だと全く説得力無いし、個人的につまらんと思ってきているのに見切りをつける一つの引き金になりえますね~
どうもゲリラ戦とか宮廷劇とかはピンと来ないのか盛り上げられないと思っているのか、触れられていないのが悲しいですね
ここまで作品出したんだから興亡の歴史としても面白いモノに仕上げて欲しい、というのは1読者としての最後の希望なんですけども。
エッチの方も気に入ったヒロインでもシーンがあればいう事はありません、いや、私利私慾になりますけどもw
<'12/2/19>
4.二重王国の戦略
地図上から地政学的に考えると、ドモスの中心地の一つ、クラナリアは西をメリシャント、東をネフティスと隣接していることになる。
ドモスの征服した国で唯一地図に未出の国のうち、クロチルダはダイナスト上巻140Pにナウシアカと共に北陸の国、とあるのでそう解した訳である
西のメリシャントは百日戦争後、両国によって要塞化されたとある
しかし東は?ヴィルズが通って来たように輝布河を下れば容易くクラナリア中央部まで侵入できるという事である
彼は新政権によって領地を横領されたとあるので、そう裕福な貴族でもないだろう…
もっとも船での侵攻は敵地が下流の場合侵攻するのにはいいが、撤退する時は大変になります…でも、大陸は日本くらいの大きさだという事で、欧州や中国の国際河川のような考えは通用しないのか…
因みに、NHKでやっていたブラタモリ、では江戸時代の水路の地図が有って、那珂湊(茨城)から川を通って江戸まで来れるんですね…日本でも水運は陸上輸送より有利でしたから
一応、このネフティス戦線から目先を変える為に矛先をヴィーヴルに変えた、とウエディングには有りますが
やはり、ネフティスから隣接するパザンやクラナリア本国、届くならセレストまで不安定化工作をやるでしょう、忍者部隊はそういうのが得意な筈ですし
最近のドモス関係作品では反乱や蜂起について無かった事のような感じですが、戦線の拡大、攻撃方向の数を増やして防衛努力の負荷を高くし続ける事でしょう
ドモスの打開戦力としてロレントの親衛がメインであれば捌き切れる戦場の数は限定されることになるし、情報戦に長けた二重王国ならば先手を打ったり、予防の防備を固めるのは可能な筈(事実ウエディングでも二重王国はロレント本隊が到着する前に撤退、大損害を免れました)なので。
そう考えると西はメリシャントも主戦場だから当然として、エクスター辺りに不安定化工作を掛けるのが良さげ
何か、Vガンダムのザンスカールの“ギロチン”並みの恐怖政治や力での支配している感じのリンダですからね…
まあ、凄腕の忍者部隊でもあまりにも放火などの破壊工作を続ければ警備が厳重になってやり難くなりますが…しかし一方で警備を厳重にすることで、物資の移送や貯蔵のコストを上げ、負担増という(人的資源・金銭的にも)目的の方は達成できますしね…
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