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考察:ハーレム世界の海賊について
<’12/1/8>
1. 実在の海賊
例としてヴァイキングと地中海とカリブの海賊を
① ヴァイキング
ご存知北欧の海賊です
語源的にはフィヨルドから、って意味があるらしいですが
交易・略奪・植民をしていった民ですね
彼らの使う船、ロングシップは喫水が浅く、河川を遡れるので襲われる側からすると内陸部でも油断できないという…ただ、北海の春の荒れたも渡れる船ではあります
彼らの土地の北欧では寒冷で土地も狭く地味も貧しい…なら、人口は増えないじゃないかという事ですが、どうやら中世の温暖な気候ゆえの人口増加説がありますね
そして増えた人口は部族・氏族社会であることもあり、そうであるが故に移住して食べれる土地に移動していきました
フランスのノルマンディー地方に移住したノルマン人とか
交易品としては金銀細工とかそういうのはあるみたいですよ…毛皮とかも
一応サイアリーズの農民一揆とかヴァイキングの半農半漁というよりは農耕社会が基本の封建社会のようでもありますね西北半島
ので、北海商人の使う船もどちらかというとロングシップというよりはハンザ商人が使っていた脚は遅いが船荷を積める、ゴクという方が相応しい気がしますね
ただ、ヴァイキングのように移住をフルセンが目指すかというと…疑問ですね、広範囲に広がれば王家の権威が薄れますし、エルフィンがそれを望むとも思えないし
② 地中海の海賊(バルバリア・サラセン人)
ローマ帝国が崩壊して、崩壊させたゲルマン人の王国もイスラム教徒が侵入して来て定住しました
また西欧もこの頃は封建化が進み、各領主は自分の領地のみを防衛、という風潮からも地中海の海賊は長く蔓延る事になります
特に海賊都市として機能していたチュニスは身代金の交渉をする修道士会や奴隷商人で賑わっていました
古代ローマ時代にはカルタゴ人(フェニキア人)の優秀な農業経営能力で、大カトーも演説にカルタゴ産の見事な農産物を並べて「これだけの国力のある国が船で僅かに3日の所にある」とカルタゴを滅ぼすべき、と主張した故事もあります
中世の北アフリカは今のサハラのイメージのような不毛の地になったのはこの時代からですね
ので、北アフリカでは生産の為に奴隷が必要でもあったし、キリスト教徒であれば奴隷にしてもコーランには引っ掛からないですので続くことになります
勿論、略奪してきた品物を捌く商人も集まっていますね
更に海賊業の為の元手(船や大砲漕ぎ手を買う資金など)を貸し付ける商人なども居ました
つまり、チュニス自体が海賊業という産業城下町のような経済構造になっていたらしいです
また、近いイタリアを始め当時の欧州は小領主が乱立する状態でした
この場合、中世の領主は領地が狭い為にそれ程多くない軍隊を動員出来ないし、領地をまたいで逃走する海賊を追えない、という事も意味します
それ故に防衛の為に地中海海沿岸の村や集落は断崖や高い所にあります、というのは前に述べました
フルセンが奴隷を必要としているかは分かりませんが、低コストの労働力と農場にすれば生産性は上がるかも
商船を襲うというのも一つのやり方ですが、海賊働きを始めて暫くすれば護衛を雇うとか武装商船にするとか商船団を組むとかの対策を講じて来ますよね
ソマリアの海賊もそうですが、やはり小舟で無秩序に襲撃するのが一番取り締まり難い、と思いますね
古代ローマのポンペイウスの海賊退治や、失敗しましたがフランス王のチュニジア攻略のように根拠地を抑えるしか対策・根本的解決は望めませんしね
おそらく現在のソマリアもそうだとは思うのですが…
③ カリブの海賊
こちらは植民地時代に新大陸の産品を運ぶ商船を大国の海軍、スペイン・イギリス・フランスから私掠船許可証を貰い、いわば雇われ国の敵国に損害を与えるモノでした
それ故、海軍を脱走した水兵や士官などもやっていて、相手の長所・短所を知っている場合すらあります
外洋のイメージのあるカリブ海(メキシコ湾)ですが、実際は効率よく襲う為に水夫たちの口コミは重要でした
広い海で待ち伏せるのですからある程度のあたりをつけないと出遭う事すらありませんよね
それ故に再開の地理的要因もあるかとも追いますねぇ
ハバナ諸島や西インド諸島など島が多ければ隠れるのも容易であるし、待ち伏せにも向くわけで、荒天に寄港して嵐を避けることも可能だ
新フレイアの西海沿岸は入り組んでいるので港を作るにはいい環境には有ると思うのだが、寧ろシェルファニールやクレオンレーゼ、バロムリストなどの西海東岸に多いですね
マーシナリーで自由都市ビーナスが出てましたが、王国に属さない本当にアマルフィやピサのような独立海洋都市国家があるかもですね
因みに船は既に大航海時代を経ているのでキャラック、しかも大砲積んでます、30門とか40門とかw
でもやはり、乗り込んで船を占領するか、降伏してもらうかして船を抑えるのがキモです
あの髑髏の海賊旗も目立って海賊船と知らせて、素直に降参したら助けるが、抵抗したら皆殺し、という畏怖からやるモノでした
海賊といえども戦闘をすればやはり損耗は免れないし、リスクにもなる、だから降伏してもらった方がありがたい、という訳です、商売ですしね、海賊業
戦えばいい、戦って勝ちゃいいってだけじゃないんですよね、稼業(これで生きて/食ってる)なんだから
ああ、海賊は基本近代までは捉えたら縛り首とか船底くぐs、とか死刑です
ソマリア海賊で日本に送致されてきた犯人は、強盗罪か強盗傷害とかでしょうかね…
2.ハーレム世界の海賊
パイレーツでは帆船が主力で、翡翠海沿岸の海軍国では艦隊も組織しているようなので結構近代的ですね…
大砲は無いようですが…地中海でガレー船が主流だったのは帆の発展が未だだったのと季節風の影響や無風で進めない事があるのででした
ガレー船は殆ど奴隷ですがヴェネツィアでは雇われ水兵でした
コストが掛かりますがその代り漕ぎ手も海戦の時戦力として期待されています、奴隷は戦わせません、というか武器持たせると反抗される危険がありますよね
例えば250人の漕ぎ手がいて50人の水兵がいる同じ船同士が戦う時、漕ぎ手も戦闘員と勘定すれば戦力の差は明らかですよね
さて、フルセンの乗り出す北海や西海はどういう海なんでしょうかね…
地理的要因や、それに関わってきていると思いますが、どういう船を使っているか、それによって海賊の襲撃法も変わるでしょうね
ともあれ、バロムリストからランチェロまで襲撃範囲になるのでしょうか…
もし仮にフルセンが艦隊を組んで商船団まで襲撃をやるのだとすれば、防衛する為に西海諸国も艦隊を組織することになるでしょう
そして既に西国諸侯連合という国際組織があるので、海軍国ではないですが、まとめ役としてイシュタールにまとめ役がふられる可能性は高いでしょうね
前にイシュタールの政戦略でゼピュロアの湖から川(リュミネーは遠いのでクレオンレーゼからシェルファニールへ流れている川)への運河を造るとか、或いは西海東岸の自治都市と同盟するなどの海上拠点、海軍の移動手段を造る、などの手段はありますしね…
史実でもヴェネツィアはコルフ島などのアドリア海の沿岸都市と同盟を結んで海軍拠点や水夫の調達基地として利用していました
勿論、フルセンとしては決戦などせずに海賊行為に集中する戦略もあり得るわけですが(現代のソマリアの様な方が厄介だと思っています)、エルフィンが艦隊を組んでいれば捕捉されるリスクも大きくなるわけですし、西海の制海権を決める決戦が行われる未来もあるでしょうね
他には北海で繋がるドモスに属するナウシアカを荒らしまわるという策も考えられます
対ドモスを考えれば、ターラキア山脈を越えフレイア属領を劫略し、北海を渡りナウシアカに海賊を働く、というのが基本の様な気もします
かてて加えてフレイア戦線の相手はヒルクルスですし、組し易し、ですよね?
ナウシアカももし長引くようであればアレックスの正妃がユーディだとすれば妻の母国の苦難を放置している、というのもクラナリア的には不味いでしょうし、表立って反抗しなくてもナウシアカ国内にドモスへの不満分子を形成することに繋がりますしね
フレイア占領を受けての二重王国の反撃が気になりますが未だこの部分は出ていませんしね…
ジークリンデで1万ちょっとをヴィーヴルに派兵してますが、これは撤退(ウェディング見て損害を与えたのは攻城戦のみっぽい?)あと2万強はドモスがフレイアに行った後にメリシャントとかで攻勢を掛けれるかも知れないし
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