新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
考察:ハーレム世界の博物誌
(2010/02/10)
竹内けん
商品詳細を見る
<’10/10/21>
1 動物誌
① グリフォン
ダリシンの南、ランチェロの密林に棲息するというグリフォン、イシュタールの新たなる航空戦力の可能性からこの生物と活用した戦術について考察していきたいと思います
飛竜はジェネラルの恐竜の化石の記述から、どうも恐竜の仲間っぽいですね
また、雑食性の性質から、とり得る飛行マニューバはある程度平均的、かも知れません
グリフォンは肉食で猛禽類の性質を有してその飛行マニューバは狩りのタイプによると考えられます(この辺は他のファンタジー世界等からの類推で、ハーレム世界のグリフォンがそうだとは明記されている訳ではありませんが)
また、魔法的飛行生物っぽい事も想像を逞しくします
良く私が引き合いに出すグローランサではグリフィン、です
ので、どちらを指すか分かっていただけるかと
グリフォンもグリフィンも胴体前部より前が鷲などの猛禽類で肉食である、事から、猛禽類について記述しつつ考察を進めたいと思います
因みに世界には約300種の猛禽類がいますが、その内約30種が日本で見られるようです
ニュースで海洋生物の多様性について報道されていましたが、猛禽類にとっても、良い環境なんです、日本は
とは言え留鳥より渡り鳥の方が多いのですが
a.隼(ハヤブサ)
ご存知の方も多いかもですが、ハヤブサの狩りは上空から獲物を見つけ、急降下による加速を利用し、体当たりや爪で傷つけ獲物を捕ります
この時の最高速度は時速300kmにも及び、こんな速度で馬が好物といわれる動物(ポニーで体重400kg台、それを運べるとすれば倍以上あるかも)の重量が体当たりしてきたとすれば、F1カーがクラッシュしたようなモノでしょう
おそらく飛行生物で体当たりされて無事な生き物はいないんじゃ…例えば騎乗者に体当たりして魔法の鎧で無事でも気絶してしまってはダメな訳で
パラシュートのような働きの浮遊の魔法宝珠でも自動起動ではないでしょうし、スカイダイビングや航空機からの脱出でも気絶してしまうと一巻の終わりですからね…
更にこの速度での爪の引き裂きは防ぎ難いかと…仮に魔法の盾や武器で受けたとしても、衝撃で落竜したり、乗騎がノックバックして失速・墜落という事態も考えられます
b.大鷹(オオタカ)
森で狩りをするこの猛禽類は、意外と小回りの効く飛行術が特徴です
何しろ木々の枝や幹の間を高速で器用に羽を畳んで飛び抜けていったり、崖や街ではビルやネットを利用して相手を追い詰めたり、水辺ではその大きさを利用して上から乗って沈めて溺死させたり、頭の良い狩りをします
この性質を利用すれば、ある程度乗騎に動きを任せて優位な位置についたり、追い詰めたりしつつ、自分は射撃や魔術に専念する戦術も採れるのではないでしょうか
c.ノスリ
地上にいる鼠や土竜を捕る猛禽類で地を這うような低空飛行で獲物に近づきます
また、後ろから見つからないように近づくのが基本で、梟などと同じく風切り音が立たない羽の造りになっています
因みに梟などの羽の造りは、消音の技術としてエアコンの室外機のファンの消音技術として利用されてもいます
つまり、奇襲の戦術が取り得るのではないかと
因みにグローランサではfalse grifinという、胴体前部が梟のものがいて、夜行性です(笑)
乗騎が夜目が効いても、騎乗者が夜目が効かないと実戦には使えませんけどね(笑)
魔術があるので補完出来る可能性はありますが
こういった性質を全て持たないかも知れませんが、グリフォンの餌が多岐に渡る生物であることは否めませんし、魔法的飛行生物なことからも、飛行マニューバの選択肢がいくつかありそうなので
特に隼や大鷹は鳥を捕食している猛禽類で、そのマニューバが可能であれば、ナジャがやりたいと言っていた、空中戦には有利だということになるんですよ(ニヤリ)
また、ハーレム世界にグローランサのように巨大魚や巨大昆虫やロック鳥・マンモスやマストドンのような象、がいるかは分かりませんけど
例えば、巨大スズメバチとかに乗ったワスプライダー(wasprider:ピグミー<一応人間>やトロウルキンのような小型の人型生物)とかいますし(笑)
しかし、猛禽類にはハチクマという、スズメバチを食べるのもいます
問題の針は羽毛が硬く、針を通さないようですね
地中にあるスズメバチの巣を襲い掛かる蜂に刺されて痛がる様子もなく、足で掘り返して幼虫をぱくついてますね(笑)
また、鶚(ミサゴ)なんかは唯一猛禽類の中で水中に潜って魚を捕ります
巨大魚がいるかはともかく、フカヒレの為の鮫とか鮪を豪快に潜って捕る漁のシーンはロマンがあるかと(笑)
猛禽類は狩りの特性によって飛行マニューバが変わり、想像力を刺激されて書いてみました
私が猛禽類の生態について興味があり知っていたからということもありますけど
雑食性という事が悪いという訳ではないです
ただ、イメージし易いカラスなどを考えても、様々な環境に適応出来る半面、飛び抜けた飛行マニューバがないということになります、オードソックス・オールラウンドとも言えます
案外ドモスの荒野では野生の飛竜は群れを成しているのかも知れません
<'11/1/29>
渡雁ようへいさんからマニューバについてあったので、RQのグローランサのクリーチャーブックである『Anaxal's Roster』から狩りの様子の記述を抜粋
私がグローランサをよく引き合いに出すのはハマっているのもありますが、その設定の細やかさにあります
アナクシアル帝の名簿、というこの題は、大陸の中央に位置するダラ・ハッパの皇帝で、流域1000km級の南から北に流れ白海(White See)へ注ぐオスリル河を海からの洪水が押し寄せ水没した時にヴィジョンを受けていたアナクシアル帝は巨大な船を造り、ダラ・ハッパの民や世界の動物を載せたという神話(ノアの箱船…)から来ていて、そのリスト、ということです
Griffins prefer hunting in plains or grasrlands,ofen traveling in pads of two to five adults.
They generally attack from above using their Aerobatics and Grab Victim abilities,ofen hoisting a victim aloft with their foreclows and raking and tearing at them with their hind legs and sharp beak.
If a victim resits in the air,the grifin will drop it.
Once the prey is dead,the grifin will carry it back to its aerie.
When fighting smallar opponents,grifins use the same techunique,and may drop victim from great hights.
If a creature is too heavy or bullky to lift,the grifin will attack with its beak and foreclows,from above if possible.
Several grifins may mob a single attacker.
Against aerial opponents,the grifin makes repeated runs past the target,and attacks with its beak and foreclows.
すいません、×訳すの面倒→〇原文のがニュアンス伝わりますよね?(苦笑)
平原に棲むグリフィンは獲物を巣とか食べる安全な場所へ運ぶことが分かります
つまり好物の馬は運べるんですよね
また、持ち上げられない大物や空中での狩りにも言及しています
これはグローランサには大型の地上生物や飛行生物がいるからなんで、ハーレム世界ではグリフォンの餌になる大型飛行生物(例えば翼のある牡牛、スカイブル,skybull)がいるという記述はないですし、密林に棲息するので狩りの仕方が違うと推測されますけど。
因みにヒポグリフの狩りに関してはグリフィンと同様なんですが、生態に関する記述に、
They eat bards on the wing,small prey from the ground,or fish snatched from water.
とありましたので、上述の複数の猛禽類のマニューバをこなせるのでは?と考えたわけです
狩りに密林に馬のような一頭を捕食すれば腹が満たされる大型生物が居ないとすれば、グリフォンの狩りは数をこなさなければならないですよね?
ジャングルの生態系は林冠に集中している事を考えると、飛行出来るか体が軽いかが有利なので…獲物は小さいでしょう
う~ん、大型の獲物としては猿の類?
サバンナだと大型の獲物は多いのですが
② その他の乗騎
どうやら『大空の調停者』に因ると、飛竜やグリフォンの他に、天馬がいるようですね、ハーレム世界には
ひょっとするとオルシーニ王家の紋章になっている、ユニコーンも存在するかも、大樹海辺りに(笑)
フェニックス・ガルーダ・朱雀・鳳凰はいないのかもですが
サンダーバードやレイヴン(ただの烏ではなく魔法的霊的な鳥としての烏)なんかもいないかな…
ちょっとファンタジー世界的な生き物にも期待したいですね…
<'10/12/11>
③ 象
南の密林のある国、ランチェロから考えてみました
私の戦象好きの趣味からも来ていますが(笑)
史実でもピュロスやハンニバルなどローマと戦った戦場に出ていますしね
グリフォンという航空戦力に加えて、更に地上戦力において、騎兵・歩兵の主力を、特に仮想敵国の一つドモスの鉄騎兵を打ち破り得る戦力として候補に挙げてみました
もちろん、史実においても馬より劣る起動力とか扱い難いという面もあるわけですが、しかし10ヶ国を束ねるようになり領域国家になったドモスの主力は歩兵戦力となっているでしょうから、その歩兵戦力を撃破し得るモノを考えています
もっともドモスの騎兵に関しても運用がキッチリ記述されているわけでは無いような気がします
まあ、西洋中世の重装ランス突撃の運用ではないと思います
やはり日本の武士(騎馬武者)がそれに近いのでしょうか?
戦象部隊と軽騎兵戦術では、前者に歩が悪いですし、重装騎兵戦術ならば同数なら前者に歩があるでしょう
競走馬で400kg~500kg、中世の重装騎兵の乗馬だと1tにもなりますが、アジア象は2.5t~3.5tありますから、速くて時速40kmとはいってもこれだけの巨体の突進に、耐えられる動物や隊列は無いといっても過言では無いでしょう
因みに、魔法の鎧による防御ですが、鋼材の強度試験なんかを参考にすると、打撃に対する強度は衝撃度でしょうけど、象に踏まれたりするのは引っ張り強さや降伏点で抵抗するのだと思うので…
魔法の防御や鎖帷子などでの飛び道具への対策(魔法の軟膏というか、より安価なグリスの様な油でもありかと)、品種改良や調教法の改善でより良い統御(魔法でのコントロールもありでしょう)によって欠点を減らし、それ程イシュタール(西方諸公連合)との対戦も少ない内に応変の才のあるシャクティがドモス歩兵戦力にぶつけて破る、という絵を描いております(笑)
まあ、5~6万のドモスの歩兵と考えると100~200頭くらいは必要かな?
ウ~ン、飼い葉だけでも一日15t~20tは必要か…(笑)
ま、想定される戦場はドモスが攻めて来る、場合だろうから、補給線の長さは気にしなくても良さそうなのが救いか(苦笑)
<'10/12/13>
運用について考えてみました。
戦場で用いる場合には、上記のように、飛び道具での対応も考えて、防護の呪文・鎖帷子の着用・魔法の軟膏(塗り薬)で防御対策を施した上での事です
象の場合、その大きさから駕籠を設けて複数の人間を騎乗させた方が有利な気がします。
乗員としては、象使い・近寄る歩兵を撃退する為の槍使い・射手という構成で、所謂戦車(Chariot)のような構成です
重装騎兵として用いるなら、将に象自体に防護を施し、象使い・槍使い×2・射手という乗員で突撃し、敵陣を蹴散らすのを目的として使用することになろうかと
軽装騎兵として用いるなら、象使い・射手×2・射手兼槍使いという構成で遠距離からの射撃に重きを置く戦術の登用になります
象の体高は小さい方のアジア象で2.5m~3.5mあり、この高さから平原での射撃は視界も射界も広く、高所からの射撃が有利なのは言うまでもありませんね
駕籠という比較的安定した足場からの射撃は命中率の向上に繋がりますし、また大きな弓の使用も可能になります
つまり、アーバレストなどの大型の石弓の射撃も可能ということで、火力も向上するといえます
また、射程も長いので…コンポジットボウの射程が100m前後で、アーバレストが300m~500mと考えると、低い方の射程採用したとしても約200mのアドバンテージを得られることになり、これは大きいかと
例えば、乗員が四名で弓を主力射撃兵器に選択した場合、象が100頭いれば射手は300名、戦場では航空兵を除けば高い所からの射撃で、結構五月蝿い存在になり得ると思います
RQのように《魔の矢》のような一度に複数の矢を放てるような呪文があれば、《魔の矢4》なら一度に5本の矢が飛ぶのと同じ効果ですから、1500名の射手の射撃効果と同等になり得るわけです(最初の斉射だけだとしても効果はあるでしょう)
この戦象部隊を敵のどの部隊にぶつけるかは、個々の戦場の状況と戦術の選択、ということになるでしょうが…
<'10/12/19>
もう一つとしては、安定した足場である駕籠を生かした、魔術師の射撃部隊でしょうか
視界や射界の広さは前述の通りで、移動は像使いにさせる事で、より呪文の詠唱や運用に神経を注げるのではないかと。
④ 馬
ドモスにいる品種の馬についてですが
どうやら体が大きく(背は高くないようだけれど)脚が太い全身板金鎧の騎士を乗せても大丈夫なような品種のようですね
この種の馬ですと、確実に重騎兵戦術の運用が可能ですね
まあしかし、戦術というものは世の流れから変わっていくものですから(ハーレム世界がそうなるというのは先生次第でしょうが)重装騎兵のランスチャージから、アラブ種の馬が入ってヨーロッパでの騎兵戦術が変わっていったように、スピードや機動力を重視する戦術に変わっていくかも
⑤ 飛竜
雑食性で獰猛で、ドモスに最も生息しているらしい
その主食は馬であり、植物も餌ですが、その餌場は地上のようです
そうして考えてみると、密林に生息するグリフォンは樹頂の動物や鳥(大型も含め)を捕食している可能性が高いので、やはり空中戦では乗騎同士ではグリフォンのが有利そうです
あとは騎手の経験もあると思いますが
<´12/1/1>
⑥ 海龍
翡翠海に生息し、鯨よりもデカイ危険な生物
鯨が肉食が少ないのに比べ、肉食で獰猛でもある災害ともいえる巨大生物(クジラの仲間?とすればシャチは危険だけど)
しかし、捕獲することが出来れば、魔法の品物や薬として莫大な財に値するという
また、光物が好きな習性から、腹の中から大量の金銀財宝が出て来ることもあるそうである
とりあえず飼い馴らすことは今まではなく、その人の力の及ばないところから、海竜神殿のような信仰の対象にもなっているようである
<’11/1/3>
⑦ 海棲生物
ハーレム世界には亜人種は居ないそうなんで、人魚(マーメイド)や魚人(半魚人のようなイメージ)とかも居ないのでしょう、残念…
確かガイドブックによれば、魔法でタコとか召喚出来るそうなんで(パイレーツは未読)、海の生物の利用ってのはあるんでしょうかね?
例えば水族館でもお馴染みのイルカ
彼らの狩りとしてイワシの群れなどを、一度深く潜ってイワシを上に逃げるように囲い込んで、密度の増した魚球を作らせ一網打尽に食べる、というのがありますが、これを利用すれば大漁が見込めますよね
現代のような魚群探知機という、便利で今の漁には不可欠な機械は無いわけですし
まあ、もちろんイルカを群れでそこまで協力的に躾けられるか?という問題は残りますが(苦笑)
RQのグローランサだと海の神がいて、海の神とかでイルカとかそういう生き物の神がいるので…ってそもそも魚人が居るしなぁ
この前のプレイで全長100mとかいうクラーケンと遭遇しました…喰われずに済んだ…(汗) 以下にウチのパ-ティのプレイがHuck&Slashでも、勝てる気全くしないのでw
アラビアンナイトには背中が島になってる鯨の話しありましたし、海にはロマンが(笑)
他には、北の海に生息する一角獣(Narwhal)とか?
<’10/11/14>
⑧ エレメンタル
こういうもろファンタジーRPGに出てくるものはハーレム世界には居ないかもしれませんが
船の航行補助として、シルフやウンディーネをと言う記述を書いてしまったので
よく擬人化された精霊がファンタジー作品に登場しますが、私の意味しているのはRQのグローランサのものです
これはそのものの塊で、シルフなら渦巻く風だし、ノームは土の固まり、ただ1m3毎に能力値が上がっていくのででかいのを呼べば大きな仕事が出来ます
とはいえ大きいのはPOWが高くて支配し難いのですが
四大精霊と言われる、シルフ・ノーム・サラマンダー・ウンディーネの他、闇の塊のシェードと月の光のセレーネ(青い月)・ルーン(赤い月)があります
ハーレム世界ではスライムは居るようですが、果たしてこういう使役する魔法的な生物が居るのか…
- 関連記事
-
- イシュタールの政戦略 3 (2011/01/10)
- 考察:現状分析 2.3 (2010/12/18)
- 考察:ハーレム世界の魔法について (2010/11/27)
- 考察:現状分析 3.2 (2010/11/17)
- 考察:ペルセポネの養子縁組について (2010/10/28)
- 考察:ハーレム世界の地誌 3 (2010/10/21)
- 考察:ハーレム世界の博物誌 (2010/10/21)
- 考察:現状分析 1.2 (2010/10/20)
- 考察:現状分析 5.5 (2010/10/15)
- 考察:ハーレム世界の文化誌 (2010/10/10)
- 考察:現状分析 5.4 (2010/08/14)
- 考察:現状分析 2.2 (2010/08/10)
- 考察:ハーレム世界の地誌 2 (2010/08/08)