新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
考察:ハーレム世界の地誌 1
(2006/06/17)
竹内 けん
商品詳細を見る
二次元ドリームマガジンに地図が掲載されたことで、少し地理に関しての考察を
ジェネラルでのフレイアの記述からあくまでもファンタジー世界で気象に影響を与えそうな自然を司る神とか精霊といった存在は除外して良いのだろう
また、この世界が惑星であるという設定の記述が無いが、四季が有るということで、地球のように公転軸に対して、自転軸に傾きがあるということかも
また、北に寒い地方が多い為北半球と仮定する
① 概説的区分
気候区分として、亜熱帯(サブリナ、翡翠海地方)、温帯(大陸の大部分の国)、乾燥帯(温帯性砂漠のフレイア、亜寒帯性ステップのドモス)、亜寒帯地方が存在するのだろうか
大陸を西から東へ流れる大河リュミネーがあるので、イシュタールのある西方城塞都市国家地方→サブリナ→ラルフィントと標高が高くなっていると考えられる
海流の流れは分からないが、フルセン方面からの湿った風がターラキア山脈によって水分を降水させられている、とあるのでこちらの地方には貿易風のような定方向の風は無いのだろう
偏西風が吹いているかも
ラルフィントが高地ということで中国の四川省とかトルコのアナトリアを想像してしまいますな
どちらも農地として肥沃で起伏に富み、割拠しやすいので
ただ、沿岸にシルバーナのような国が有るのはビザンチン帝国からオスマントルコの旧ユーゴスラビア沿岸のようでもあり…
あとは翡翠海より南方から来る台風のようなモノが有るのかなぁ、と
自然災害ではありますが、温かい空気と大量の降水を齎してくれる側面もあるので
ので、翡翠海から北のサブリナ・オルシーニ、ラルフィントには降水を齎す風が吹き、適度な雨水が供給されているのだろう
地図から切れていた東の端はどうなっているか気になりますが(笑)
クラナリア―メリシャント地域の平原は大陸北部の穀倉地帯の可能性がありますね
ウクライナを想起させますが、ヴォルガやドンのような大河があるとはないので、水がどのように供給されているのか気になります
フレイアがアメリカ中西部ではないかと書きましたが、それでいくとメリシャントがアメリカの穀倉の中央高原にあたりますがどちらかというと乾燥していて、農業用水として莫大な埋蔵量の地下水源を利用していますが
地下水源を利用しているとすればドモスと二重王国との抗争により不毛化した農地は深刻です
耕作放棄地は数年で原野に戻っていくのは日本のそれでも見ることは出来ますし、またそんな土地では暮らせない(食料がないし作っても軍隊に徴発されたり焼き打ちされたり)ければ、流民が発生しそう…
やはり比較的平和な西方城塞都市国家群ヘと彼等の足が向きそうです
或いは水は東の山やオルシーニから樹海を通じてクラナリアの平原に水が流れて来ているのかも
樹海とで国や勢力を隔てている存在には古代ローマ時代の、現在のドイツのシュヴァルツバルトを想起させますが…
この森が未開発なのは人を寄せつけない程本当に深い森なのか、或いはエルフのような存在が森を守っているからなのか…今までの文章からするとエルフも居なさそう
エルフが存在するならオルシーニのユニコーンも存在していてもおかしくないし、なら私的にはグローランサのキャンペーンで馴染みのグリフィンやヒポグリフが居てもおかしくない!と主張したくなる(笑)
…でも、不死の魔術師のヴラッドヴェインは存在するんだよなぁ…
それ(人間が不死性を獲得してる事、所謂アンデットじゃなく)も結構条理を逸脱してると思うのだけど
イシュタールのあり西方城塞都市国家地方はダリシン西岸やシェルファニール西岸には寒流が流れているとは考え難いし、温暖湿潤気候かも
西岸海洋性気候だとしても水資源は手に入れ易く、農業には適しているのだと思う
生産性が高ければ人口密度も高くなり、それは国力として反映されるだろう
また、大河リュミネーが国際河川ということから、ライン河河口のような低湿地地帯があり、オランダのような商業に生きる都市国家もあるかも(西方城塞都市国家群とあったし)
ヴェネツィアもそうだけど湿地で農業が見込み無ければ海や商売に生きるしかないし
こういう国はただ占領しても旨味は無いしねぇ
地下資源のある国でも、採掘技術者や鉱物の鑑定や仕上げの出来る人材、運送手段などが確立されてなければ運営出来ず収益も上がらない…
可能性的には翡翠海の南から北上して来る暖流と(フルセンの半島沿いに)南下して来る寒流のぶつかるのが西方城塞都市国家群沖であれば良い漁場となり、また豊かさが…
ハンザ同盟の初期の輸出品のオイル漬け・塩漬けの鰊やフランス以南の鰯(アンチョビ)がその地方の料理にどれだけ一般的に使われているのかを見れば、生活や文化の根っこになっているかが分かり、商売としても有用であるかの証左にも成ってますよね
③ 気候要因
一つは季節による高気圧の発生
冬にはドモスやクラナリアに寒気の高気圧が出来て北風を齎し、夏には翡翠海かそれより南に高気圧が出来て南風を齎す
シベリア高気圧はユーラシア大陸の雄大さからか、偏西風によって寒風はミッドウェー諸島まで達するそうです
ここから局地的に見ると、インドのように、翡翠海を北上して来た湿った空気はオルシーニの山地に差し掛かる頃にサブリナに降雨を齎し、また、シルバーナのような沿岸国はともかく、ラルフィントの山地がそれ程豪雨を齎さないとすればヒマラヤのような高々度の山地ではないのでしょう
エトルリアが北回帰線とすると、北半球では北東の貿易風が吹いていてもおかしくない事になりますが、サブリナの北東には水源は無いので上記のような推理で、貿易風はないのではないかと
また、寒流の流れている可能性の高いフルセン半島は、温帯でも乾燥した気候でしょう
地中海性気候とか?
フレイアの気候の説明から偏西風の影響はありそうですが、イシュタールの半島はかなり南なので影響は弱いかも知れません
また、巨大な湖があることから、陸の特性である温まり易く冷め易い特性が和らげられている可能性があります
そうすると半島の東の海域の低気圧や高気圧の発生状況によるのではないかと
④ 長期的気候変動
前に8-10世紀は温暖な気候と書きましたが、反対に17-19世紀にかけては寒冷だったようです
温暖で乾燥せず湿潤な気候が続けば、それは人口の増加を齎し、その人口を食べさせていく為に大きな人の流動が起こって歴史の流れになるのはコメント欄にて述べました
寒冷で冷害が続けばそこから食料不足となり、人口は減っていきます
江戸時代は四大飢饉が有名ですが、その他にも飢饉があり、政治体制は安定していましたが、経済の発展という意味では…
人口こそが国力の源の一因ですからね
例えば天明の大飢饉では、浅間山・岩木山の噴火、アイスランドの火山の噴火(何か、最近も…)の火山灰による日照不足が一因です
ヨーロッパでは、フランス革命の遠因になったといわれて;いますし
カーリング陥落による焦土戦術からのクラナリアの農業の回復、ドモスによるメリシャントへの報復の不毛化からの回復に関わるかと思い…
⑤ 大陸北部
ドモスは北の荒野だそうですが、民や飛竜や馬を飼って生活していて、遊牧生活をしている
セレストは山岳地帯で銀が取れる、その後の鉱山開発(アンサンドラがやるだろうと思われる)の成果の記述(キャラバン・ウェディング)は無し
シュルビーは針葉樹林があり、木材を産し、開墾の余地もあるとのこと(やはりキャラバン・ウェディングで成果の記述は無し)
また、シュルビー地方を南下するとクラナリアのコールラル平原に出る位置関係で、またドモス・セレスト・シュルビーを合わせた国土はクラナリアより広い、しかし人口はクラナリアが勝っている
また、エクスターとの戦い、クラナリア西部カトラ地方とあることからエクスターはクラナリアの西に位置するだろうし、無理したとはいえ一万八千を出せるという事は、内政に力を入れ国力を充実させれば二万強の兵を出す素地はあるのだろう
北陸の王国をもう二・三侵攻した場合のロレントの戦略思考から、ターラキア山脈を超える必要がある、という記述からセルベリア・フルセン・サイアリーズの事を指しているかもしれないですなぁ
地図のイメージも少し変わる?
あの位置関係からだとカーリング包囲で隣国パサンが動かな;いのはおかしい、好機と見たら侵攻するのが普通、という御仁もいる?
周りの国の予想よりも陥落が早かったのだろうけど
私が北からの流民にこだわるのは、人口の増大やクラナリア・エクスターの旧臣という人材登用もありますが、殿下が北伐する際に、劉邦の兵が関中に封じられた事からの望郷の念で士気が高かったような効果を期待しています
北からの流民は父祖の地へ戻れる、と勇躍するのを
- 関連記事
-
- 考察:ハーレム世界の地誌 2 (2010/08/08)
- 考察:ドモスの新世代 (2010/07/04)
- 考察:現状分析 5.3 (2010/06/15)
- 考察:百日戦争/カリバーン崩れ (2010/05/30)
- 考察:現状分析7 (2010/05/01)
- 考察:現状分析5.2 (2010/04/16)
- 考察:ハーレム世界の地誌 1 (2010/03/27)
- 考察:現状分析 5.1 (2010/02/16)
- 考察:現状分析 3.1 (2009/12/14)
- 考察:武具·流派·戦術等 (2009/10/25)
- 考察:フィリックスの百日戦争講和に関して (2009/10/23)
- 考察:現状分析 2.1 (2009/10/17)
- 考察:現状分析1 (2009/09/21)