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考察:現状分析 2.3
(2010/12/17)
竹内けん
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<’10/12/19>
こちらもゆるりと書いていこうかと思います
1. カーリング陥落までの情勢
<'11/1/3>
クラナリアといえば、即位20年にも及ぶ統治の間、ホーパード王の中では隣のエクスターのハウバルと違い、積極的な外征には手をつけず内政に力を入れていた、と巻頭にもありますね。
その“平和な”統治のお陰で国力は充実し、国力の礎ともいえる兵役に耐え得る成年男子の人口が20万にも達した、と。
このクラナリアが当時の大陸での列強であったのは当然かもしれません
しかしこの後、コールラル平原での敗北後、カーリング攻防戦での焦土作戦でこの年の作物はあきらめる事態になり、また、陥落後の略奪でクラナリアの国庫や貴族・商人の財は失われたと考えるのが妥当でしょう
さらに翌年はロレントは隣国エクスターに侵攻、年表によると征服しているようだが、しかし、旧作黄金竜下巻ラストには、
産声を上げた直後に、思いがけない受難を迎えることになる。
シュルビー地方を中心とした大規模な反乱である。
反乱軍のカリスマ的リーダーの名はミミという。
とあるので、ミミの反乱は結局は鎮圧されるのでしょうが、受難というからにはそれなりに手こずったのではないだろうか
エクスター征服、シュルビーの反乱など、クラナリアも毎年戦役に借り出されるのである、民力休養は望めないと見るべきだろう
私は、ホーパードの治世末期と比べ、ジェネシスの時代ではクラナリア自体の国力は落ちている、と見ている。
勿論、例年戦役続きでクラナリア兵も戦には慣れてベテランも存在するとは思うけど
シュルビーは広大な針葉樹林が広がり、アンサンドラは伐採した土地を開墾すれば…と目論んでいるようだが、大規模な針葉樹林の伐採は気候・環境に大きな影響をは与えることは今日では知られているし、針葉樹林の再生は長期の時間を要するので…最近の近い例では、北朝鮮の燃料用の木材の切り出しに拠る、洪水とか
北欧型の混合農業といった、近代的な農業でなければ生産性は上がらないと思うのだが、アンサンドラ自身や、新たな農業を考案するようなスタッフが居るとは…クラナリアは地味豊かなだけに、自国式の農業を用いようとすると思うのだが、それでは対応出来ないのでは…と
さらにミミの大規模反乱で、ロレントの方針から、苛烈な処刑と略奪が行われる事はそう疑いないし、シュルビーの国力は荒廃すると考えられる
セレストは山岳地帯で、銀を産するという 貴金属細工も盛んで、アンサンドラの婚礼の引き出物や、オルフィオがプレゼントに選んだりしていますね
セレストとの攻防では、ステファンが篭城戦で打ち破った後、略奪と火付け、強姦による焦土化で、国力を衰退させたセレストは滅亡した、と語っていますので、この当時は国力も欠けていたと思います
おそらく、鉱山技術者や人夫と細工師は保護したが、他は悲惨な目に遭ったのは疑いないかと思いますね
少なくとも百日戦争以後、蜂起したと思われるのですが…
エクスターも妖姫リンダの解説を読む限り、略奪強姦の目に遭ったと思われます
こうしてみると、クライシスのカリバーンの様子と懐柔政策が、異様に思えますね…
カーリング陥落から僅か13年でドモスの略奪軍隊の体質が変わるとは思えませんし、ましてや毎年の戦役で大きくなったドモスの生産性は上がっているとはとても思えないので。
メリシャントの情勢がキナ臭く、統治などを急いでいたと見るのが妥当なような気がしますな
ガイドブックにもありましたが、アリオ-ンの姉ロザリエは犯られちゃったんでしょうか?(笑)
(確か)処女なのが条件の巫女ですので、懐柔する為にインフェルミナ総督にするなら手をつけない方が政治的には正しいと思うのですが…ロレントだし(笑)
<'11/1/17>
2. カーリング陥落後
ここ最近の寒波で今更ながら冬の軍事行動の厳しさに思い至ったので
① 冬季の軍事行動の制限
大陸の北側に位置するドモス-クラナリアのこの国はおそらく冬期は軍事行動は不可能ではないだろうか
中世の街道の事情もあるだろうが、古代ローマでの軍団の一日の行軍距離が整備された街道で25~30kmであったことを鑑みても、一日10mile程度であるとすれば半分以下になることが考えられるし
戦国時代も、前にも書きましたが16~18世紀は寒冷だったこともあり、中部地方以東では冬の合戦はほぼないですよね
雪の降り積もる地方の上杉謙信・武田信玄・伊達政宗など冬は調略・情報収集の季節になるわけです
また、地図を見てもクラナリア~エクスター、輝衣川流域は平原ですが、他は山地でドモスの軍事行動は11~3月は停止せざるを得ないかと
まあ、ハーレム世界の暦が一年12ヶ月で季節が日本と同じかは分かりませんが、便宜上日本と同じとして仮定します
そう考えていくと、ウェディングが秋~晩秋、インフェルミナ・新ネフティスが雪に閉ざされる期を狙ってフレイア攻略…って晩秋までに軍を動かさないとナウシアカ軍のターラキア越えは無理か
ドモス本国の兵は寒気に堪えるかも知れませんが…3万以上のドモス軍は他の国の兵が主力でしょうからね…数の割合で考えた場合
大軍になれば一日の兵糧もton単位になりますから、それを雪道に滞り無く補給できるか?といえばかなり難しい気がしますな
まあ、最近はこの冬の影響はシミュレーションから省かれていることが多いですね
信長の野望でも冬に戦争可能だし
<'11/2/3>
② 反ドモス側の戦略
本編でアンサンドラがクラナリアをロレントの策源地にしたい、という発言から、より明確になりました
反ドモス勢力、特に大局的に戦略を立てられる立場にいるセリューンとしてはロレントからこの一大生産地であるクラナリアを切り離すのが有効、であると思うことでしょう
一つはクラナリアの生産性を低下させること、或いは疲弊させること、もう一つはドモス本国-クラナリアとの連絡を絶つこと
前者をa、後者をbとします
aを実現する方策として、イ・クラナリア本国で反乱を起こさせる、ロ・クラナリア兵をドモスの他の地域の反乱鎮圧に回させ続ける、ハ・直接クラナリアに攻め入る、とかが考えられます
このうちハについては前に書きました、メリシャントでドモス本軍を釘付けにした後ハンニバルのように山を越えて攻め入る、と
イ、についてですが、これも前に書いたドモスの反乱勢力の記述から、ミミやツヴェイクを工作員にして進めるやり方が考えられます
ロ、については、やはりドモス本軍、ロレントを引き付けた間に中小規模の反乱を起こさせ、余力のある・策源地であるクラナリア軍に出動させ続ける、というもの
いずれの策についても、夫の足りない所を埋めたい、と言ったアンサンドラですから、クラナリア軍を出征させ続けるでしょう
bに関してですが、一番は旧新書版にあったミミの引き起こすシュルビーでの大規模反乱
ドモス本国からクラナリアまではシュルビーかセレストを通らなければならないようなのでこの二国の不安定化が、連絡の危機に繋がるか、懸念を生み出すことになるわけです
例えば元亀年間から始まる信長の統一への戦ですが、ドモスとは似ていて異なります
信長は自分の策源地として、尾張・北伊勢・東美濃を除く美濃を持っていて150万石以上あったかと思いますし(一万石につき兵200として、最初の上洛戦では織田は約30000)、将軍義昭に対抗する権威として京都の朝廷を握っている必要がありました
つまり、岐阜城-京を繋ぐラインを確保するように戦っています
しかしドモスは、策源地が南のクラナリアであるため、ドモス本国との連絡が絶たれてしまうと、立ち枯れるのに等しいわけです
この状態に気づかないセリューンでしょうか? そうは思えませんが。
キャラバン、ジェネシス通じてもフェンリルとカーリングは別の首都として機能しているようなので、ハーレムシリーズの最新の時代でも通用する戦略である、といえるのではないでしょうか
<’10/12/25>
3. 人物主観
飽くまでこれは私個人の主観からなんで、違うという見方をする方も結構いるかと思います
① ロレント
私は悪役が好きなんですよ それも巨悪が。 そういう意味ではラスボスが小悪党だったり、格が感じられないとガッカリします
最近ではブリーチの藍染。あの終わりは、久保先生は悪の美学を介さないと解釈するしか…
その点、TYPE-MOONの作品の悪役とか、医龍の野口教授とか、或いは悪として死んでいった『ダイの大冒険』のバーンとか、筋が通っていて好きですね
ロレントがハーレム世界のなかで“悪役”と決まっているわけではありませんが、まあ世界(大陸)を征服しようと軍を進めているのですから、世界の大部分の人々から見たら、“悪”でしょう
で、悪役としての覇軍の将として動く彼の動機が、『大陸を制覇し統一したい』で、根拠が『オレなら出来る』という自信のみだとすると、子供っぽいんですよね
元々略奪と遊牧が産業であるドモス出身なのでしょうがないとは思いますが、現在分かっている限りでの分国支配も、自分の種をつけた王族の娘の子を総督にする、というのもそういう民らしい、といえばそうなります
私は政治の天才、とは創設期においては統治システムを完成させる事の出来た人物、と考えているので、このやり方で安定した政権を維持出来るとは思えないんですよね
例えばそういう人材として、共和制ローマから帝政の統治システムを築き上げたアウグストゥス、あまり好きではありませんが徳川幕府の体制の雛形を創った徳川家康、または科挙制を施行し文官体制を創った北宋の趙匡胤・趙普などが浮かびますが、比較しても地方の分権度が高く割拠の危険性を孕んでいますよね
それに、ここまでロレントが旧王家を滅ぼしていった結果、反乱を起した旧貴族や豪族などの滅亡も起こるわけで、民衆の支持が無くなっていけば、旧王家の(ロレントの血の入っている事は嫌悪感情が生まれていれば余計に)支配体制や社会体制を否定する、新しい実力者層の台頭が起こってもおかしくはありません
こういった民衆の王家や貴族に対する評価が、ルイーズの言う、『王家は何を以って尊いのか?』という問いに対する一つの答えなんじゃないのかと私は思います
このような社会・支配体制の変化は、戦国時代の騒乱が、国司や荘園、更には室町幕府の体制まで時代から外れていった存在として消していったように起こるんじゃないかと
クラナリア周辺域の旧体制を破壊した、その意味で、“野生児”という評価が成り立つのかもしれませんね。
あと、部下に対する褒賞として自分の寵姫を下賜するロレントですが、モノに執着しないで部下に分けるいい親分、という言い方も出来るのでしょうが、ハーレムの主として相応しくない(女を侍らせるだけがハーレムじゃない、セックスフレンドが沢山居てもそれは自分の女じゃないのと同様)様な気もしますし、人の“使い古し”を貰って嬉しいか?という気にもなるので(笑)
これまでの作品を読むに、アンサンドラはロレントの正妃だけど、“クラナリア総督”、でありその政治的権限は他の旧王国には及んでいないように見受けられます
ドモス全体の統治権はロレントが有していますが、実際の統治は現地総督が行なっているようですし、この状態では政治の天才、というのはとても…
ロレント後、権力争いを制したアンサンドラ-アレックスのクラナリア派が実権を握れば変わるかもしれませんが。
<'11/1/3>
ロレントが“悪役”としてではなく物語の主人公、とした場合には上記の理由でも違和感は無いのですが…
先生は処女作品ということで思い入れがあるドモスでしょうが、私はキャッスルから入ったんで、あの略奪強姦は違和感ありまくりなんですよねw
強姦というか陵辱作品も、ウチで取り上げているエロゲー作品を見て分かる通り、嫌いではないです(笑)
ただし、やっぱりヒロインは自分のモノにして欲しい、というのが私の嗜好ですので。
② アンサンドラ
やっぱり、ドモス嫌いなんで…
オルフィオは、大政治家、と評していた彼女ですが果たして…作品ではエロラノベの所為か、彼女の政策は書かれていませんしね
カモミール夫人が戦死した時とか、涙を流し謝っていましたが…私的には偽善者、と強く思ってしまった(苦笑)
これはやはり私の感覚ですが、“覇王の后”として夫と共に祖国を攻める決意なら堪えるべきでしょう、自分の決意と野望で生まれたカルマor惨劇なわけですので、正面から向き合ってもらいたい
人間らしい、女性らしいといえばそれまでなんですが、違うんですが家が貧しい為に娘を遊郭に売る親を連想させたり
「ごめんね」と謝られるにせよ、子供からしたら、そう納得出来るものではないでしょう、そんな感じ
ましてやクラナリアの戦死者やカモミール夫人は、祖国のために殉じているので、余計に
寧ろ私は、古代ローマのコルネリウス・スッラが外征から戻ってローマを攻略した後に、マリウス派元老院議員と民衆派を処刑して、その悲鳴が聞こえてくる様子に青ざめる他の元老院議員の前で、「正当な罰を受けている罪人の声に、耳を傾ける必要は無い」と冷然と言い切った方に『悪役としての美』を感じるので
それ故にキャラバン本文で書かれている“血塗られた毒婦”という二つ名は、決して間違ってはいないでしょう
歴史的に人を評価する、というのはその容姿の美しさや身の回りには優しい性格とかではなく、彼女がやってきた事を評価するべき、だと思うのですよ
だから、このドモスが最終的には大陸を統一するのであれば、『祖国に血を流させ戦に導いたが、統一には必要な犠牲だった』と書かれるかも知れません
銀英伝では、後世の歴史家たちとやらは数字だけで評価されるのか…冗談じゃない的な記述がありましたね…私もこの結末は嫌ですな…
個人的な見解で、愚痴っぽくなってきたんで、この辺で
<'11/1/16>
③ バージニア
気に入っているので甘い評価になるかと思いますが…
ほっそりとした柳腰に爆乳とエロ作品の登場は申し分ない(笑)
ちょっと弾けてますがw明るい性格も…
午前会議で大将軍アルバレが主張した持久・篭城戦と宰相スチュワートの主張した短期決戦・野戦では結果的にはアルバレの主張が正しかったことになる訳ですが…
ネタバレになりますが、コールラル平原の敗戦後、気力を失ってしまった父王ボールドウィンに代わり、防戦の指導をしたのは彼女です
青田刈りを始め徹底的な食料徴発により、長期の攻城戦のドモスへの兵糧攻めを狙った作戦であり、騎行して(飛竜もあるので三日の距離でも100kmを越える半径を回れるだろう)ドモスに食料調達を許しては作戦の意味が無いので、クラナリア(コールラル平原以南)全域で焦土戦術が採られたことは疑い無い
このくだりの彼女の王女としての振る舞いが、魔法狂であるとか扇煽的な衣装とか人前でイチャイチャするところとか、あっても王族としての自覚有るんだなぁ、と思ったので
読者にはウケの悪い恋人のマデリーンの仇を討ちたいというのもあったのでしょうが
それ故に、クラナリア滅亡後はジェネシスでの魔法研究に没頭してるんでしょう
強姦されて夫婦だって言われてもねぇ…
私的にはエロいヒロインの逸材として、フィリックスのとこで義母女王グロリアーナとエッチ対決が…
殿下とのエッチではバージニアが掛けているであろう避妊魔法を自らの意志で解除して膣出しを受けて欲しいですね(笑)
ママも、「坊やの女になりたいなら、王族が少ないイシュタールでは避妊魔法なんか掛けてちゃ無理ね 坊やの濃いのは直に子宮で受けてあげないと こんな風にね」とか、挑発したりw
金髪でエロいボディというのは宝石みたいなもんなんで(笑)
三十路の金髪美熟女対決が見たいので
王女を堕とし、調教します
聖皇女 クラウディア
(2010/12/10)
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こちらのBLACKブランドは“肛”という字を使っていたので食指は動かなかったです
今回はそれがないのと、原画が天野雨乃先生ということでムチムチエロボディを期待してます
バルド王国の王女クラウディアが大国の軍とまともに戦っては上手く勝てないと街の住民を人質に取り降伏させたところから始まります
…大局的に考えたら街を虐殺すると脅されて相手の要求を呑むのは下策だよね…確かに拒めば街は略奪され住民は殺されちゃうけど、それを呑んでしまえば以降、同じ手を使って来るだろうし、他の周辺国も手口を真似るかもしれない
結局被害を広げるし、弱腰と嵩に掛かられるような…
もとい、クラウディアのムチムチボディを調教するのは楽しそうですな(笑)