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考察:現状分析1
(2008/08/23)
竹内けん
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たまには他のシリーズのイラストを、と
私の手元にあるキャラバン、シャドウ、シスター、クライシス、レジスタンスからの現状分析の再考察を
① 地誌
RQのルールだと一日の行程は約30キロ(原作者のグレック・スタフォード氏へのメーリングからいきなり基礎単位がマイルになりやがった…20年以上メートル・グラム法使っておいて…これだからアメ公は(笑)彼らにはフィート・ポンド法が慣れているとはいえ)、オルフィオの隊商行が約半年(180-200日として)ザッと5400キロから6000キロ…
途中足止めや海路を使っているとすれば更に誤差が出るでしょうがね
私見だと大陸の大きさはティムール朝の最大版図からセルジューク・トルコのそれ、と見ましたが
しかし、野暮天さんの疑問からドモスとフレイアの間は神などの魔術的影響がなければ、フレイアの砂漠に行き当たる前にステップがあるとか、または南米のチリとかのように寒流の影響とアンデスの山によって仕切られている砂漠なのか…
後者だとするならわざわざ急峻な山脈を越えて劫略しに行った亡命王子の戦略的意図が見えない…
単に自分の新天地を目指した?ロレントの為になってねぇ…
季節風、偏西風や貿易風なども気候に大きく影響を与えるでしょうし…
また、キャラバンの記述からいまだメリシャントはドモスと二重王国との係争地で、塵さんが書いていたインフェルミナの親ドモス(もしくは従属化)政策についてもなかったので、平和な小康状態でも百日戦争の影響は大きかったと感じます
また、クライシスに大陸に五十近くあるという群雄…という記述とメリシャントに接するのは二重王国ですが、イシュタールの北のクレオンレーゼとメリシャントが隣国という記述は無いですし、案外西方城塞都市国家群は数があるのかも
またフレイアと西方城塞都市国家群との境界国も明らかではないですしね
② ドモスの治安
国内で盗賊団が出るんやねぇ…
何かローマ人の物語でのアウグストゥスに対する手紙での、安全な旅の出来る地中海世界を讃え皇帝に賛辞を送っているのを塩野女史が引き合いに出しているもので…まだまだだな、と感じざるを得ません
とはいえ中世西欧や中世中央アジアを考えるとこれでもましになったのかも知れませんが
滅ぼされた国々の貴族や騎士階級が没落し、失業者が溢れている(しかも武装は容易な人たち)なら治安は向上しないような
我が国だと江戸初期の武断主義で次々と大名家を取り潰し、浪人が増えて慶安の変や承応の変などが起こったような時代かも、と
この後文治政治に切り替わるきっかけになるけれど…ドモスではどうなのか
このキャラバンの時代でこれなのでそれより前のクライシスの後はもっと凄そうですね
オルフィオの「ドモスこそが最強だと確信した」には少年らしい自国賞賛だと微笑ましいものを感じましたね
リーマンショック前のNHKの『沸騰都市』やBSのドキュメンタリーで、新興国の若者たちや新しい富裕層が経済発展から自分の国の優位優秀さ明るい将来を疑う様子も無くそのように答えていたインタビューシーンを彷彿させられました
その後、『沸騰都市』ではリーマンショック後の三都市をやってくれましたね
経済が傾き、状況が一変した彼らの現状からの表情の対比が印象的で
他国の歴戦の軍人や老練な外交官が苦い表情と共にそのように語るなら、私にはその方がより真実として感じる気がします
どんなシステムにも長所と短所があるので、オルフィオ宰相就任後の経済改革は、通商に財政の基盤を置くことは平和を望まざるを得なくなるでしょうし、また、対抗するに経済封鎖、という外交政策も出てきますよね
③ 二重王国
何か宮廷自体の風紀が乱れておりますな…
二つの国を交わらせる為の媾い、なのでしょうか…
個人的感想はともかく、シャドウの時点でオルシーニとサブリナは未だ派閥に分かれて一つの国、という国民感情にはないようです(キャラバンで登場していて分裂はしてないようですが)
が、メリシャント方面、ペルセポネ方面、インフェルミナ・ヴァスラ方面、ラルフィント方面と考えなければならない戦略は多岐にわたるようで
エトルリアとの和睦は確かに渡りに船ですな
私が考えたようにドモスと隣接するインフェルミナを抑えるのがやはり緩衝国戦略のキモの一つで、同じくインフェルミナがドモス側につけばドモスと接する事になるラルフィントにもキモなので(というかラルフィントにしてみればインフェルミナがドモス領にされるのとあまり変わらない)両国の外交の係争地となるかな
或いは二重王国・ラルフィント・インフェルミナ(或いは二重王国が中心のラルフィントの代わりにヴァスラを入れた?)共同でネフティス・パザンを復興させて新たに緩衝国を作るとか、セリューンが考え出しても良さそう
ただ、味方したメリシャントを見殺しにしたし信を失ってるけど
とりあえず、百日戦争後のセリューンの積極的な対外政策がないのは、先生が細部を決めかねているのもあるかも知れませんが(ペルセポネへの工作は配下のシャリエラ将軍)、やはり二割を失った影響は大きかったのか
しかし、イシュタールのフィリックス王太子の仲介は、二重王国がドモスを破る機会を奪ったのではなく、お互いに決定打を欠き長期消耗戦になるところ(いわば世間に有名な第四次川中島合戦、その後のにらみ合い)を仕切り直しをかけたのだから恨まれる筋合いはないよね…
④ ミルクア大聖堂
シスターでの行状がバレれば、見習いたちは親たちが欲しかった“朱雀神殿での修行を納めた”というお墨付きなど貰える筈もなく放逐でしょうなぁ
実家からは勘当されるか、娘かわいさに引き取る親もいるだろうが…嫁の貰い手はいないだろうねぇ
メリシャントがロレントへ送った美女二百人と同じく路頭に迷うだろう
ユーフォリアやベルベットも更迭され、降格、修行のやり直しか、最悪僧籍の剥奪…
国事犯の隠匿及び逃亡幇助は朱雀神殿のイシュタールに対する何らかの補償を引き出すことが可能だろうな…
うーん、そう考えるとフィリックス王太子の聖婚の可能性がグッと…
シャクティかルイーズが(或いは共に)朱雀神殿と交渉して譲歩を引き出しそうだし
クリームヒルト公爵も聖婚はイシュタール王家と王国の名誉なだけに己の思惑は如何あれ表立って反対するわけにもいかないし
しかし、亡命王子は父王弟派、ミルクア大聖堂の女たちと関わる者たちをみな破滅に追いやって…滅びの王子?
⑤ ヒルクルス
彼に関しては先生がキャッスルの主人公パッと出のフィリックス王太子へのクーデター失敗、というプロットを立てた時点でこれについて語るのは詮無いことなのですが…
クーデターについては計画の杜撰さ、現状認識の甘さ、が不成功の要因だと思いますが、リーダーの王弟の不徹底さを指摘する方もいましたな
これらは計画立案者のヒルクルスに帰すべき事柄で、父の徹底した決断を促せなかったのも、例えば父李淵を決意させた李世民の故事からも、父の心理ですら推し量り動かすことが出来なかったという人の心が分からないという欠点が露呈してるような…
一方フィリックスは、シャクティのあのヒントで、コーネリアの心理を推し量り、心理的陥穽に入れ紛争の早期解決が叶ったのとは対象的で
少なくとも人の上に立つ国王とか将軍は、部下が何を欲しているか推し量りそれを与えることが出来なければ忠誠や十全な働きをしてもらうことは難しいですよね
少なくともヒルクルスには期を待つとか機を利用する、という性格ではないようで
前者の例としては三国志で司馬懿が曹爽一派をクーデターで除く為に、昇進で任地へ赴く挨拶に伺った李勝に耄碌してしまった老人という評価を植え付け油断を誘い、曹爽が洛陽を空けた隙に電光石火…
人間心理を突いた作戦ですな
後者としては北宋を建国した趙匡胤、外征へ出立した行軍の途中皇帝親征が習慣の北周で皇帝柴宗は崩御し、不安になった軍を兵士から擁立される形で掌握、開封にとって返し無血クーデター成功(陳橋の変)…
ヒルクルスは父ヒルメデスに溺れる振りをさせて政敵を油断をさせるとか、外征に父が国の軍を率いた際に兵を説得してとって返すとかの策謀は思いつかない性格だ、と
ロレントに後方を固める為にフレイア侵攻を提案するが、これはやはり彼の思考が軍事的分野が中心か、それに偏っていることの証左のようで
大陸を東西縦横無尽に駆け回る、と言うよりは、クライシスP176『荒野の“野盗”の如く暴れ回った』から、アルスラーン戦記のギーヴのセリフ、「おいたわしや、流浪の挙句剽盗のまねまでなさるとは」を思い出してしまいました
また、彼の主張、大国が西方城塞都市地域に食指を伸ばす前に武力で統一し、対抗可能な勢力を築く、それがこの世界の定説(ライフスペース?)、だそうですが、これはまず政治的にはイシュタールではクーデター失敗により否定されていますよね
保守派のクリームヒルト公爵の牛耳る現政権ではこの路線今のフィリックスには“実現不可能”
また、戦略的に見ても然程国力の違わない西方城塞都市国家群、果たして軍事的侵攻で抜きん出る事が出来るのか…
具体的な戦略もヒルクルスは述べていないし、王太子がこの路線に行ったとして西方城塞都市国家同士で争っている間に疲弊して大国に対抗する自力が無くなることを摘しているのに、何故ヒルクルスがこの路線で行った時のこの可能性を論拠しないのか…
情勢から、P.ケネディの『大国の興亡』で分析されたヨーロッパ各国には西欧を統一する国力が無かったとする評価に西方城塞都市国家群は似ているのではないか、と都市国家に分かれていたイタリアが統一するには産業革命時代のサルディニアを待たざるを得なかった、という史実からもイシュタールが純軍事的に西方を統一するのは困難ではないかとの結論
よしんば百歩譲って武力で統一、という策が正しいとしても、その説を唱えている、彼自身が太平のイシュタールでは異質、と言っているからには、イシュタール国民の気質や雰囲気に対して受け入れ難いもの、と認識している筈
ならは自分がマイノリティーとして自覚して自説を認めさせる努力、たとえば滅茶苦茶巧みな例として新興宗教団体の社会奉仕などによる社会への浸透、といった動きが挙げられますが、そのような努力を見せることなく、救い難い事にヒルクルスは自説が正しいと疑っていないので語れば正しさを認めてくれる筈だ、と思っているからには、噛み砕いた説得を試みもしていないのです
これでは彼の説が広く世間に受け入れられないのもむべなるかな、と思うのですが…
それに、ドモスや他の国で武力統一が成功したといっても、それぞれの国のおかれた現状を鑑みなければ成功は覚束無いと思います
例えばパックスブリタニカの時代のイギリスの植民地政策を、後進のフランスやドイツ(プロシア)がそのまま真似する事が出来ない様に
さて、ヒルクルスに関して書いたわけですが、辛いのは私的に彼の評価が低いのでねぇ
私は気分を害しているので、当該の人が
コメント書くなら一言あってしかるべきかと
今までのを削除しないのとこれからのを承認するのは違う次元のお話で
'09/09/21
肉感的な熟女、ママ…
(2008/12/12)
村雨 真澄
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どちらかというと劇画調の絵なのでダメな方にはダメかも知れませんが
私にはエロく感じましたので
そういえば初めてコアマガジン以外?
この先生は年上熟女とか母子相姦とかに特徴が有ります
連載の『みどり先生のヒミツ』教師のオナニーを見て自分の女にしてしまう山本くん
更には若くて美しい母も浴室で襲って自分の女に
ラストは3Pで…
ママも女教師も山本くんの女として仲良くやっていくハーレムエンドがイイ
お気に入りは『婚前旅行』
結婚前に妻になる礼子とその娘の涼子とで温泉に行くことに
旦那になる一馬が娘の涼子を女として見ていたら、また、娘の涼子も一馬のことを男として見ていたら、妻として母としてどうすればいいのか…と危惧する独白が盛り上げます
しかし、いざ親子三人でお風呂に入ると、そんな葛藤は無かったように母娘で一馬に奉仕(笑)
こんな感じで倫理感の欠けた母娘はまさに母娘丼をやる為に存在するような(笑)ビバ!
「母娘揃って妊娠しちゃう!」のフィニッシュもよかったです
後日の母娘妻状態の帰宅の出迎えもGJ!