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考察:ハーレム世界の地誌 1
(2006/06/17)
竹内 けん
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二次元ドリームマガジンに地図が掲載されたことで、少し地理に関しての考察を
ジェネラルでのフレイアの記述からあくまでもファンタジー世界で気象に影響を与えそうな自然を司る神とか精霊といった存在は除外して良いのだろう
また、この世界が惑星であるという設定の記述が無いが、四季が有るということで、地球のように公転軸に対して、自転軸に傾きがあるということかも
また、北に寒い地方が多い為北半球と仮定する
① 概説的区分
気候区分として、亜熱帯(サブリナ、翡翠海地方)、温帯(大陸の大部分の国)、乾燥帯(温帯性砂漠のフレイア、亜寒帯性ステップのドモス)、亜寒帯地方が存在するのだろうか
大陸を西から東へ流れる大河リュミネーがあるので、イシュタールのある西方城塞都市国家地方→サブリナ→ラルフィントと標高が高くなっていると考えられる
海流の流れは分からないが、フルセン方面からの湿った風がターラキア山脈によって水分を降水させられている、とあるのでこちらの地方には貿易風のような定方向の風は無いのだろう
偏西風が吹いているかも
ラルフィントが高地ということで中国の四川省とかトルコのアナトリアを想像してしまいますな
どちらも農地として肥沃で起伏に富み、割拠しやすいので
ただ、沿岸にシルバーナのような国が有るのはビザンチン帝国からオスマントルコの旧ユーゴスラビア沿岸のようでもあり…
あとは翡翠海より南方から来る台風のようなモノが有るのかなぁ、と
自然災害ではありますが、温かい空気と大量の降水を齎してくれる側面もあるので
ので、翡翠海から北のサブリナ・オルシーニ、ラルフィントには降水を齎す風が吹き、適度な雨水が供給されているのだろう
地図から切れていた東の端はどうなっているか気になりますが(笑)
クラナリア―メリシャント地域の平原は大陸北部の穀倉地帯の可能性がありますね
ウクライナを想起させますが、ヴォルガやドンのような大河があるとはないので、水がどのように供給されているのか気になります
フレイアがアメリカ中西部ではないかと書きましたが、それでいくとメリシャントがアメリカの穀倉の中央高原にあたりますがどちらかというと乾燥していて、農業用水として莫大な埋蔵量の地下水源を利用していますが
地下水源を利用しているとすればドモスと二重王国との抗争により不毛化した農地は深刻です
耕作放棄地は数年で原野に戻っていくのは日本のそれでも見ることは出来ますし、またそんな土地では暮らせない(食料がないし作っても軍隊に徴発されたり焼き打ちされたり)ければ、流民が発生しそう…
やはり比較的平和な西方城塞都市国家群ヘと彼等の足が向きそうです
或いは水は東の山やオルシーニから樹海を通じてクラナリアの平原に水が流れて来ているのかも
樹海とで国や勢力を隔てている存在には古代ローマ時代の、現在のドイツのシュヴァルツバルトを想起させますが…
この森が未開発なのは人を寄せつけない程本当に深い森なのか、或いはエルフのような存在が森を守っているからなのか…今までの文章からするとエルフも居なさそう
エルフが存在するならオルシーニのユニコーンも存在していてもおかしくないし、なら私的にはグローランサのキャンペーンで馴染みのグリフィンやヒポグリフが居てもおかしくない!と主張したくなる(笑)
…でも、不死の魔術師のヴラッドヴェインは存在するんだよなぁ…
それ(人間が不死性を獲得してる事、所謂アンデットじゃなく)も結構条理を逸脱してると思うのだけど
イシュタールのあり西方城塞都市国家地方はダリシン西岸やシェルファニール西岸には寒流が流れているとは考え難いし、温暖湿潤気候かも
西岸海洋性気候だとしても水資源は手に入れ易く、農業には適しているのだと思う
生産性が高ければ人口密度も高くなり、それは国力として反映されるだろう
また、大河リュミネーが国際河川ということから、ライン河河口のような低湿地地帯があり、オランダのような商業に生きる都市国家もあるかも(西方城塞都市国家群とあったし)
ヴェネツィアもそうだけど湿地で農業が見込み無ければ海や商売に生きるしかないし
こういう国はただ占領しても旨味は無いしねぇ
地下資源のある国でも、採掘技術者や鉱物の鑑定や仕上げの出来る人材、運送手段などが確立されてなければ運営出来ず収益も上がらない…
可能性的には翡翠海の南から北上して来る暖流と(フルセンの半島沿いに)南下して来る寒流のぶつかるのが西方城塞都市国家群沖であれば良い漁場となり、また豊かさが…
ハンザ同盟の初期の輸出品のオイル漬け・塩漬けの鰊やフランス以南の鰯(アンチョビ)がその地方の料理にどれだけ一般的に使われているのかを見れば、生活や文化の根っこになっているかが分かり、商売としても有用であるかの証左にも成ってますよね
③ 気候要因
一つは季節による高気圧の発生
冬にはドモスやクラナリアに寒気の高気圧が出来て北風を齎し、夏には翡翠海かそれより南に高気圧が出来て南風を齎す
シベリア高気圧はユーラシア大陸の雄大さからか、偏西風によって寒風はミッドウェー諸島まで達するそうです
ここから局地的に見ると、インドのように、翡翠海を北上して来た湿った空気はオルシーニの山地に差し掛かる頃にサブリナに降雨を齎し、また、シルバーナのような沿岸国はともかく、ラルフィントの山地がそれ程豪雨を齎さないとすればヒマラヤのような高々度の山地ではないのでしょう
エトルリアが北回帰線とすると、北半球では北東の貿易風が吹いていてもおかしくない事になりますが、サブリナの北東には水源は無いので上記のような推理で、貿易風はないのではないかと
また、寒流の流れている可能性の高いフルセン半島は、温帯でも乾燥した気候でしょう
地中海性気候とか?
フレイアの気候の説明から偏西風の影響はありそうですが、イシュタールの半島はかなり南なので影響は弱いかも知れません
また、巨大な湖があることから、陸の特性である温まり易く冷め易い特性が和らげられている可能性があります
そうすると半島の東の海域の低気圧や高気圧の発生状況によるのではないかと
④ 長期的気候変動
前に8-10世紀は温暖な気候と書きましたが、反対に17-19世紀にかけては寒冷だったようです
温暖で乾燥せず湿潤な気候が続けば、それは人口の増加を齎し、その人口を食べさせていく為に大きな人の流動が起こって歴史の流れになるのはコメント欄にて述べました
寒冷で冷害が続けばそこから食料不足となり、人口は減っていきます
江戸時代は四大飢饉が有名ですが、その他にも飢饉があり、政治体制は安定していましたが、経済の発展という意味では…
人口こそが国力の源の一因ですからね
例えば天明の大飢饉では、浅間山・岩木山の噴火、アイスランドの火山の噴火(何か、最近も…)の火山灰による日照不足が一因です
ヨーロッパでは、フランス革命の遠因になったといわれて;いますし
カーリング陥落による焦土戦術からのクラナリアの農業の回復、ドモスによるメリシャントへの報復の不毛化からの回復に関わるかと思い…
⑤ 大陸北部
ドモスは北の荒野だそうですが、民や飛竜や馬を飼って生活していて、遊牧生活をしている
セレストは山岳地帯で銀が取れる、その後の鉱山開発(アンサンドラがやるだろうと思われる)の成果の記述(キャラバン・ウェディング)は無し
シュルビーは針葉樹林があり、木材を産し、開墾の余地もあるとのこと(やはりキャラバン・ウェディングで成果の記述は無し)
また、シュルビー地方を南下するとクラナリアのコールラル平原に出る位置関係で、またドモス・セレスト・シュルビーを合わせた国土はクラナリアより広い、しかし人口はクラナリアが勝っている
また、エクスターとの戦い、クラナリア西部カトラ地方とあることからエクスターはクラナリアの西に位置するだろうし、無理したとはいえ一万八千を出せるという事は、内政に力を入れ国力を充実させれば二万強の兵を出す素地はあるのだろう
北陸の王国をもう二・三侵攻した場合のロレントの戦略思考から、ターラキア山脈を超える必要がある、という記述からセルベリア・フルセン・サイアリーズの事を指しているかもしれないですなぁ
地図のイメージも少し変わる?
あの位置関係からだとカーリング包囲で隣国パサンが動かな;いのはおかしい、好機と見たら侵攻するのが普通、という御仁もいる?
周りの国の予想よりも陥落が早かったのだろうけど
私が北からの流民にこだわるのは、人口の増大やクラナリア・エクスターの旧臣という人材登用もありますが、殿下が北伐する際に、劉邦の兵が関中に封じられた事からの望郷の念で士気が高かったような効果を期待しています
北からの流民は父祖の地へ戻れる、と勇躍するのを
考察:現状分析 5.1
二次元ドリームマガジン 2010年 4月号 Vol.51 [雑誌]
(2010/02/17)
不明
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ハーレムジェネラルの連載が始まり、その記述から
1.フレイアとフルセン
① 情勢
冒頭で、亡命王子の侵入を許し、対応におおわらわの内統一を果たしたフルセンが侵攻して来た、というところらしい
レジスタンス後、シスター後といったところで当然クライシスも終わっており、キャッスルに近い時期の物語りです
② 地誌
灼熱の大地、とありましたが、国の北から西にかけてターラキア山脈があり、フルセン王国よりの海からの湿った風は遮られて乾燥した気候、アメリカのロッキー山脈東側の中西部(アリゾナ?)のような気候なのだろうか
砂砂漠という事だと、成熟した砂漠で、石英が多い傾向にあり、これは火成岩なのでターラキア山脈の造山運動が地質の素なんだろうなぁ
風化の過程から岩石砂漠や礫砂漠と砂が多くなっていって成熟度が増すので
砂漠だとすると、適度に降水量が有る地域までに結構な面積のステップが広がっている?
シュルビー、エクスター、メリシャントの西側、クレオンレーゼの北側はステップなのか…
或いはセルベリアのラインはしっかり山脈で仕切られていて、クレオンレーゼ側から北東へ湿った空気が内陸に向かっているのか…(降水量を齎す)
しかし、魔法の触媒となる古代の生物の化石が出土する為にこの輸出品を元に富裕な国家であるらしい
オイルマネーならぬ化石マネー?…って石油も石炭も化石燃料やね
環境に悪影響出なさそうだし、魔法宝珠
首都は最大のオアシスのある『妖精の沐浴場』の湖畔のカブス
この国の農業については記述は無かったが、戦乱の世であることを鑑みれば、オアシスや地下水路を活用した農業である程度は自給を賄えないと不安であろう
中央アジアのカナート・カレーズやエジプトの潅漑、オーストラリアの深い井戸などの例もあるし、豊富な魔法の原料から、掘削機や坑道の落盤防止の工法に魔法宝珠を使って開発してもいけるだろう
因みに礫や砂の土壌で、落盤や陥没を防ぎつつトンネルを掘るのはそれなりの土木技術が要ります
私が観た中央アジアのドキュメントでは、カナートのメンテナンスをする職人の親戚が崩落事故などで亡くなった、とインタビューで答えてました
露天鉱床の可能性もあり、だとしても、化石を掘る技術も含めて土木技術はそれなりにあるのかなぁ
③ 軍事
亡命元王子の侵攻に対応しつつ、フルセン迎撃軍が約八千、それを考えるとフレイア王国の動員数は一万二千を越えるかも
結構大国?
クラナリアを攻めた三ヶ国連合で一万数千のドモス軍らしいので
因みに山川の資料(世界史総合図録)に、漢代のオアシス国家の人口と兵士数では、最大の亀茲(クチャ)で人口102,393人に対して兵士21,076人、次の焉(老の下に日:カラシャール)で人口38,100人に対して兵士6000人…
人口に対して兵士の割合が高い…のはやはり周りに遊牧民が居て、彼等には略奪も生計の一環だから防衛の必要からでしょうかね
ルキノが下級兵士からの叩き上げなそうなので、旧セルベリア王国との戦役や或いは耕作地に適さない場所での牧畜を専らの生活手段とする遊牧民、しばしば略奪を生活の糧とする、との戦闘などがあるのか…
あ、遊牧民云々は想像です
ベルベル人のような感じをイメージしてます
または、ネイティヴアメリカンのスー族のような、騎乗はしないけど平原に適応して白人より背が高く体力もある狩猟民
歩兵としては有用だろうけど、数が居るとなると食料調達の方法から結構広いステップが無いと暮らしていけないよねぇ
④ 魔法
チョッとした疑問ですが、化石は魔法の触媒だそうで、魔法宝珠に封じ込める魔力の素がこれなんだそうなんです
が、触媒は科学反応などを活性化・促進するものなので燃料には成り得ない筈
すると使用者の人体にある魔力か大気中などにある魔力を反応させる事で、魔法宝珠にある術式を起動させるものなのか…
魔力という言葉を使用してあるので、魔法という言葉とは別義だと受け取ったのですが、魔法というのは何にでも応用の効く万能の燃料である、とありますし、化石はバッテリー液や乾電池の中身の働きをする、という事なんだろうかなぁ
マイスター出てた魔法伝導率という言葉から、金属にも魔力を通す導体と不良導体があるのだろうか?
すると、研究によっては高い魔力を掛けることによって伝導可能にする半導体を使った魔法具も…電気機械と変わらない?
魔力が静電気のような性質が有ると仮定すると、帯電状態(魔力を帯びている状態から)人体などの導体に近づけると放電するようなモノなら、帯魔力の刀身からある程度近づいたら放魔力する(当たらなくてもダメージが与えられる?)のかなぁ
静電気みたいだと帯魔力させても一回で全て放魔力してしまうので効率は悪いか
銀もまた魔法具にとっては有用な金属であるらしい
野暮天さんの言っていたようにミスリル銀や、或いはアダマントやオリハルコンなどの存在が魔法の金属もあるのかのう
⑤ 外交
すいません、イシュタールフリークなもので
ドモスの手先たる亡命元王子とフルセンの侵攻…
少なくともエルフィンは国を食わす為に侵攻して来ているので、かなり手厳しく損害を与えないと諦めなさそうですね
或いはより逼迫しているならアッサリ海上での略奪行為に切り替えるかも知れませんが
鉱山のあるオアシス都市を占領出来れば万々歳でしょうが、単に略奪に成果が出れば目的は達成されそうです
亡命元王子の場合、敗戦したドモスの国際情勢的不利を突かれない為に荒らし回る事が第一目標で、主君に対する期待された成果なのでゲリラ戦術でしょうな
故に一城を占拠してそこを拠点に、というよりは根拠地は定めず絶えず移動していれば、撃滅は難しくなります
ロレント“陛下”より拝領した一千に、もし存在するのならば、フレイアと敵対する遊牧民を味方につければ、よりウザい存在となります(元々そうですが)
この一千でロレントがフレイアの地下資源奪取を目論んでいるとは考え難く(侵攻とは短期間でやるのが最上・ズルズル長引けば占領しても敵愾心を植え付け統治し難くなり、経済も破壊して収入は少なくなり、何よりも自国の戦費と人的損失が大きい)、一万数千を動員出来る国の首都などの重要拠点を一千で占拠したとしてそこから経済的収益を上げるには統治の能力か文官などの官僚を機能させないと…故にロレントが本気で侵攻を考えているならインフェルミナのようなやり方を取るだろう、軍事を理解してるなら
TVゲームの大戦略じゃないんだし、占領して即収益が上がるなんて有り得ん、略奪するなら別だろうけど
両者が疲弊した時、ドモスと二重王国との和平交渉の仲介役を買って出た、フィリックス殿下がまた、フルセンとの仲介交渉を買って出るかもですね
フルセンも消耗しているか、或いはフレイア側につくことを暗に匂わせれば、交渉は可能かなと思います
フレイアと友好的であれば魔法宝珠の原料の一つである化石を安定輸入出来るのはかなりのメリットかな、と
フレイアの心情的にも、ドモスの走狗に国内を荒らされて反ドモスに傾くでしょうし、二重王国は同盟相手としては遠過ぎますし
と、いう事から、ドモスには魔法鉱物の輸出禁止措置が執るべき政策として妥当でしょうな
元々ドモス国境方面で亡命元都王子が劫略しているので隊商としてもリスクが高過ぎるし
南東方面の陸路か海路…だからエルフィンが海賊をやるのかも知れませんね
また、国王のマドアスがより積極的に反撃を考えるなら、同じ様な事を仕返すのが、効果的だし思いつくのではなかろうか
この時期のドモスの状況としての推察だが、二重王国との講和が為ったとしてもウェディングでの記述から、対防衛ラインの構築として城塞建築や狼煙台や早馬の連絡網の構築が急務な筈だし、旧メリシャントの重臣達が始末されたにせよ、インフェルミナでの敗退は反ドモスの蜂起の火を点けたのは想像に難くなく、本国といえるクラナリアでもミミ等の反ドモスの闘士がおり、流石のロレントも手が一杯だからこそ、一千と失っても痛くも痒くも無い亡命元王子を差し向けたのだろう、やりたいというならやってみせようか、くらいな気持ちで
本当にこの危難にロレントにとって有用な武将ならば、クラナリアなどドモスにとって重要な土地の鎮圧を命じるだろうし、また戦場での決定打を与える部隊を指揮させ手元に置くかだろう
前にも書いたが、亡命元王子の思考は軍事的分野に限られているようだし、その部分が本国など重要地域の鎮圧を任されなかった一因ではなかろうか
話が脱線したが、元々富裕な財政だけど、二重王国や西方諸国家に化石を輸出した資金で、シュルビーやエクスターの反乱勢力に資金や武器や馬や魔法宝宝珠等を支援するのが有効だろう
流石にクラナリアのミミ達にはツテが無さそうだしなぁ…本国の不安定化工作こそが最も効果的だけども
フレイアについては先生がウェディング執筆中に詳細を決めていなかったのかもですが、ドモス傘下という記述が無かったので、この危難も堪えると思ってます
この事により陣営は二重王国側、に属した方がお得かな
⑥ 雑誌の地図
一つはインフェルミナとヴァスラの間にクライシスでドモスに滅ぼされたというネフティスがある事
これだと南の二重王国やヴァスラの援軍はネフティスを通らねばらず、チョッと軍事的にも難しかったのではないかと
メリシャントとヴィーヴルの間で迂回しなければならない程の大樹海が小さい
まあ、縮尺を正確に描いた地図ではないんだと思いますが
イシュタール周辺の半島の形が以外にでかいのと湖もでかい
これだと湖底にも化石資源が在ってもおかしくはないかも
長江流域の湖南省やカスピ海やアラル海なんかの水利を利用した農業と豊富な漁業を見込めそう
この地域の珍味といえば上海蟹やチョウザメの卵、キャビア…
いずれもグロリアーナ陛下は喜びそう(笑)
やはり養殖業なんかも発展していておかしくない…淡水棲の貝の真珠とか貴重な物も在る!?
メリシャント・フレイア・クレオンレーゼの間の平原が以外に広い、まだ紹介されていない国があるかもという期待大
また、ウェディングで語られたドモスに併呑された国の内、ナウシアカとクロチルダと、シスターのユーフォリアの母国バロムリストは記載無しでもあるしあながち希望的観測じゃないかも
また、半島の南東周辺にぺルセポネの南東にローランス、ダリシンの南東にカルロッタと位置しており、いずれもエトルリアより規模は小さいながらも海洋国家で利害関係が対立しているとすれば、エトルリア=二重王国同盟にペルセポネ=ローランス(既に二重王国包囲網の同士かも知れないが)同盟やダリシン=カルロッタ同盟等有り得るかも(それ程国力の高くない国が同規模の国力の陸軍国家とより大きい海軍国家の二正面作戦は自殺行為)
そしてペルセポネとダリシンがイシュタールとの同盟を構築しつつある今、こちらの半島の連合の形成というのもあるかも
同盟等の外交で形成される勢いは時の力も侮れない…
大陸中央を東から西へ横断する×線→大河リュミネー
流れる方向は反対だけど、ドナウのような国際河川で、やはり川賊も居てもおかしくなさそう
山麓朝は滅んで南はレナスになるわけだけど、イシュタールとラルフィントのいずれかの同盟というよりは、河川を利用した交易が実入りがあるかなぁ
ドモスと二重王国の和平の仲介役の実績は、リュミネーを大動脈とした商業の展開に利用出来そうでありますな
歴史上の隊商の商業への貢献を低く見るつもりはありませんが、家畜を必要とする以上水と飼い葉と御者のコストが掛かるし、大量輸送という面から船の方が有利だろうし
ラルフィントから魔法宝珠や刀剣・魔法具、オルシーニから亜熱帯の産物や魔法鉱石、イシュタールからはフレイアからの化石や塩や織物等の加工品?や銀?商売としてイケるんじゃなかろうか
イシュタールが国として富裕であれば、その予算を湖とリュミネーを結ぶ運河建設に(ラルフィント・オルシーニからの船が直接ゼピュロアに)若しくは川で元から繋がっているならより大型の船の運行を可能にする為浚渫して、或いは国内だけで無く周辺四ヶ国を含めた潅漑水路の建設にと力を注げるのでは
秦の鄭国が献策した巨大潅漑用水路計画は、実は敵国の韓の秦の国力を使わせて侵攻を遅らせようとした計略だったけれど完成してみれば飛躍的に農業生産が上昇して数年後には益々強国に成った鄭国渠の故事もありますしね
ハーレム世界もアルビン・トフラーの分類(これは産業革命前・後、そして高度情報化社会による新しい波に拠って変わりつつ有る現代、という分類)による所の農業が主産業の社会(産業革命以前の時代の主産業は農業なので)でしょうから
自給出来る食料生産力を持ち、輸出出来る程であれば、戦争を続ける地力も有ることになります
ましてやウェディングでキャッスルから10年後でもドモスは国内の反乱や二重王国との外征に掛かりっきりで、勢力を回復したという記述も無いですし、レナスの台頭を含めて情勢は二極化から変わっていきそうです
先生の所に『予想合戦を始められたら叶わん、消とくわ』とかあったのですが、まあまたカキコミしてる人がいるのですな
何が書いてあったかは知らないのですが
自分のところで書いている分には先生に迷惑にならないだろうし、ウザいファンと先生に思われるのもなぁ
隔月で終わるまで四回以上とすれば一年かそれ以上になるわけで、先の展開は予断を許さないけれども、主人公がアンハッピーということは無さそうなので、フルセンとの戦役には少なくとも国を失うことはなさそう
プリズナーのように軍門に下るという例もありますが、先生の価値観だと生きて生を全うするのが幸福という感じなのでハッピーなのか
リュシアンのような昼行灯な人物が、苦労人で戦略家のエルフィンや器以上の野心を持ってるとしか思えない亡命元王子を撃ち破るとすれば、かなりな痛快さがありますが
ルパン三世のように普段はおちゃらけててもやる時はやる、的な
彼の第1話からのキャラ描写だと地位が保証されれば何処で生きていても気にしないかも知れないが、物語の主役としては如何なのかなぁ、読者的にも
さてさて…プロット的にはダングラールは痛い目に遭いそうだけれども(笑)
コメントのやり取りで考えてみました
2. 二重王国陣営
① 同盟国
ジェネラルの10年後のウェディングでは、オルシーニ・サブリナに加え、ヴァスラやインフェルミナ、新興国のネフティスと、記述は無いがおそらくメリシャント南部の二重王国勢力域ということになっている
が、何時そうなったのか記述が無い事と、『女王汚辱』のセリューンの気性から、統一や統合を自ら積極的に行ったとは考え難く、百日戦争の被害の復興と回復に合わせてヴァスラは自ら同盟(従属)を申し出なければならない情勢になってしまったのでは無いだろうか
カルシドの父の敵討ちという心情の記述から、ドモスは迅速な弔い合戦も、インフェルミナを撃破したとも無いので、反撃を行ったとしても引き分けたか対峙で終わったかなのだろう
② 国内政策
百日戦争の後の二割の損耗は国庫にも人的損害も大きかった筈で、国庫と失う前の練度の軍隊を揃えるのが急務になるだろう
勿論、ドモスと同じくメリシャント南部にかけて城塞や早馬・狼煙台の設置や或いは忍者の常駐など防衛網の構築も急がなければならない
鉱山資源の豊かなオルシーニと、農産物の豊かなサブリナの連合は確かに有利だが、国内消費だけでは産業は育つかもしれないが、王家の国庫は支出が増大していくだけなので(産業が育成されていけば税収も増えるじゃないか、との意見もあろうかと思いますが、中世の税制は農業を基準に作られていますし、キャラバンのオルフィオ宰相就任による税制改革の業績の記述からもそれが分かります)やはり、貿易を考えることに行き着くのでは、と
そこで重要視されるのが大河リュミネーだと思います
同盟国のエトルリアとの貿易も盛んになるでしょうが、大量輸送の面から河川交易は有用で、リュミネー流域の交易は国を支える産業と成り得ると
後は経済政策と国としての商才などと情勢により優勢なところが決まるでしょうが…
ここで前に書いた通貨政策を是非…
イシュタールの領内に大陸でもトップクラスの埋蔵量の銀鉱山が見つかるとか
隣国との領域係争地(公式にまとまる国とあるペルセポネ側とか)に…見つける主人公がハーレムプロスペクター(prospector)とかハーレムマイナー(miner)とか?
大量の銀の獲得は、新大陸の発見・領有からオーストリア継承戦争のスペインの国庫を支えた事実や、溢れたヨーロッパの銀の価値を低下させインフレを招いて戦争を続ける各国の国庫を破綻させた史実や幕末に開国して西欧に大量の金を持って行かれた日本の例もあります
幕末の例をとると金の比較的豊富な日本では金と銀の価値比率が1:5でしたが、西欧では1:15でした
つまりヨーロッパ人が日本に銀300を持って来て金60に交換、自国に金を持ち帰り銀に換えると銀900に…ボロい商売に
これをイシュタールが大量の良質な銀貨を出す前に金を買い込み、銀貨が大量に出回り銀の価値が金と比べて相対的に下がった後に金で取引すれば…
勿論、物価も上がるわけで…戦争を継続するのは苦しくなります
よくやる銀の純度を下げて前と同じ金額の貨幣を発行し直しても、その国の通貨は更に価値を下げ、インフレに拍車をかけるだけの愚策です
ロレントは言うまでもなく(おそらくアンサンドラも)、セリューンも経済への深い理解はあるという記述は無いので、為す術も無いでしょうね
インフレオペレーションによる経済への負担が、二重王国の回復から反攻への動きを鈍らせ(セリューンの性格上積極攻勢策を取らなかったのかもですが)、ドモスの反乱鎮圧のコストを上げ、反乱勢力にも民の生活苦から人材の供給が絶えず(税を払って生活出来ないなら土地から逃げるか、税を払えないことの処罰に反抗するかになるので)、また経済的に強くならなければならないとの教訓からオルフィオの宰相抜擢かもしれないです
考察:現状分析 3.1
ハーレムプリズナー (二次元ドリーム文庫 144) (2009/12/10) 竹内けん 商品詳細を見る |
未だ発売には一日早いですが
それと、神聖帝国ヘの道の毛利氏、コメントを頂いている野暮天さんの書き込みを参照させてもらっています
プリズナーで分かった事実からの考察です
① 時代
これは、神聖帝国ヘの道さんの年表から、バージゼルが30代後半ということで、キャッスルからは十数年後くらいですね
と、なるとラルフィントはレナス派の統一の流れになっていくにしろ、それ程対外的に影響力を与える動きはメインではないのではないかと
ともあれ、山麓朝が潰れていくにしろ、野暮天さんのイシュタール-ラルフィント連合、雲山朝との同盟は有りうるのか
が、やはり距離があるのでレナス派の進攻に援軍を送るのは厳しいかと
流派についても知識が無いので私的にはイシュタールが古い国家なら、剣士同士の交流というのもあるのかなぁ、と
バージゼルは三人嫁の子供達を利用して大きくなっていたけど嫁の母にも産ませていないのかな?
そしてこの方法でならヒロインの多いキャッスルのフィリックス殿下は…
3で『ぼくの女だもん』と乱交にいったヒロインが9人、更に10人の王太子妃候補で名前の(キャラとして未登場の)無いヒロインが6人、計15人も
彼女達に三人ずつ産ませたとして45人の王子と王女が(笑)
ウィキで見ると中国の皇帝は男子の子供だけで60人近くいるものもいるし
殿下が妊娠させるのが早ければ、プリズナーの頃には元服する十五に近い王子も…
因みに中世では初潮が来ると嫁に行けると嫁がされたりします
バージゼルが自らの政略で自分の子供を養子に出したり嫁がせたりしてるのに比べ、国内の嫁候補はともかく隣国四国から嫁候補として(正式に王太子妃として決定しているわけでもないのに)送り込まれたイシュタールはこの地域の強国の一つなのは確実なのかも
② 軍事
山麓朝の首都ゴットリープは古都で伝統のある都だが、篭城戦には向かないらしい
国王シリウスの長女のいるミラージュ城は雲山朝に攻撃され二年の攻防の後落城
その後のレナスのゴットリープ攻城軍が三万、守る山麓朝が約一万…裏道からバージゼルが入城したとはいえ…敢え無く降伏
次女の嫁いだ家は…雲山朝に被包囲中か中立を決め込んだか寝返ったか…
まあでも先に山麓朝が落ちてしまったら、救援活動や山麓朝を旗印としていくのも、あまり意味は無くなるか
それ程大きな平原があるわけでも無く、地形的に独立し易い山がちな土地だとすると、騎兵よりは歩兵中心・重視の編成なのかも
'09/12/09
考察:武具·流派·戦術等
このふたりの剣舞は未読ですが、ちょっと我が国の戦国~江戸初期の私の知る流派について
① 流派
やはり柳生を生んだ新陰流系が有名か
元々は昔より京に伝わっていた陰流を上泉(大胡)信綱が会得し、新陰流を創設
その後疋田文五郎などの高弟を排出
柳生石舟斎が信綱に師事し、免許皆伝をもらったとか
息子が将軍家指南役となり一躍有名に
息子に更に有名な十兵衛が
一刀流系は塚原卜伝が開祖
系統に坂本竜馬も学んだ北辰一刀流が
卜伝の弟子としては、足利幕府第13代将軍義輝、伊勢の国司大名北畠具教(とものり)がいます
抜刀(居合い)術としては田宮流があり、田宮抜刀斎が我が郷里出身の林崎甚助から学んだとか
林崎甚助は鹿島神道流を学んで抜刀術を身につけたそうで
他に薩摩示現流、二階堂流、宮本武蔵の二天一流、槍術として宝蔵院流などがあります
詳しくはウィキを見た方が良いかも知れません
中国にも剣の流派はあるのでしょうが、日本の求道主義とはまた違う発展の仕方のようで
フェンシングだと、RQのグローランサから
ラリオスという地域のセイフェルスター(フェルスター湖沿岸の七つの都市国家)地方にあるもので、アジロススタイルは二つの武器、マンゴーシュやバックラーで受け流す他マントやランタン、バスケットヒルトを使った技があるという
ティナロススタイルは4メール近い剣で(エストック?)で先制して突き刺すスタイル
クストリアスタイルは攻撃時フェンシング技能ロールに成功すると相手の回避か受け流し技能の低い方でロールさせることが出来る
AD&Dにもファイターの派生ルールでフェンシング系の細身の剣のルールがあったような
三版より前のしか知らないので、今のはちょっと…
など
ちょっと地味?
考察:フィリックスの百日戦争講和に関して
(2008/08/23)
竹内けん
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しゅぴっつさんより話題転換があって、分散していては読み難かろうと纏めてみました
更に最近の野暮天さんとのやり取りをバージョン2としてまとめます
経緯から野暮天さんの案もかなり取り入れさせていただきました、有り難うございます
1. ('09/10/23)
① 講和の意義
フィリックス殿下のクライシスでの年齢についてはさて置き、何故彼が講和の仲介を申し出たのか
イシュタールの国益と動機から考察していく
a.フィリックス殿下の気持ちから
キャッスル&クライシスで語られている彼の性格として、長期に渡りそうで犠牲者の多い戦争を止めようと思う人としての心情から
有り得ると思うのですけど…
b.国際的に名を売る機会
この二大大国の戦乱を収めれるとすれば、大陸での殿下の知名度とイシュタールの国威を示すことになる
c.懸案事項の副次的解決交渉のキッカケ
神聖帝国への道さんの所へも書きましたが、ドモスへは謀反人ヒルクルスの引き渡し要求、二重王国へは(おそらく)同盟国のペルセポネとの和平交渉
両国の最大の懸案を纏める傍ら、自国と関わる二国にはより重要度の低い案件での譲歩を求める
d.交渉の場に立つ事により二国の人物や国風を肌で感じる事が出来る
王太子自らが積極的に二国を往復した、とありますので、学ぶところ大だったのではないかと
b.c.dはおそらくシャクティの献策によると妄想します
bに関してはそれ程補足の説明は要らないのではないかと考えます
cに関しては、確かにイシュタールと二大大国とは利害関係の無いとの記述はありますが、ドモスには国事犯が、しかもインフェルミナ侵攻の記述から“公然”と存在しますし、シャドウのイシュタールからの養子縁組みという記述からイシュタールとペルセポネはかなり友好的であると考えられます
『ローマ人の物語』でカエサルの記述で、政治的にうまくやっていく条件の一つとして、私益・他益・公益の合致する案であればうまく受け入れられ円滑に事が進む、とありました
この場合、私益がフィリックスの戦争を収めようという気持ち、他益が二国の事情による仕切り直し(二重王国については記述が有りませんでしたが、ドモスは各地で反乱や謀反が起こってますよね)が出来る事、公益(イシュタールにとって)が謀反人の追求によるヒルクルスに関する言質を取るとか交渉の窓口を作る(常駐大使の派遣とか)やペルセポネの為の和平交渉のきっかけやイシュタールの知名度を上げる、などとなります
② イシュタールのこの時の情勢
現実の外交史で、二大大国の交渉を纏め、条約を守らせるような国(とはいえ情勢が変わるまでという期限がありますが)は決して小国ではありませんでした
ロレントのような武断主義の君主なら尚更な気がします
よって、フィリックス殿下の年齢はともかく、イシュタールとしてはある程度西方城塞都市国家群の中では中心的な働きの出来る国に成長しているのではないかと
国、ということであれば、スタッフを含めての仲介国イシュタールであり、少年君主でも交渉のテーブルにつけるのではと考えます
おそらく事務方のルイーズや相手の意図や落とし所を読むのはシャクティといったサポートは必要でしょうけど
取り敢えずここまで
要望があれば、更に述べたいと思います
2. ('10/4/24)
① 両国の情勢
破竹の勢いで十数ヶ国を蹂躙してきたドモスだが、メリシャントが降伏した事により隣接することになった二重王国のセリューンによる反撃策を受けることになる
則ち、国王の従属策を弱腰・国辱と感じたメリシャント重臣達に働き掛けクーデターを起こさせ親二重王国・反ドモス新政権を誕生させた
それに対しロレントは直ちに反撃を決意し、自ら六万を率いてメリシャントへ南下した
当時、インフェルミナを占領し統治と慰撫に努める予定であったろうが“ドモスの副将”クブタイを責任者にして五千を残し撤退した
一方、セリューンも二重王国四万を率いて北上、ロレントと対峙する
両軍の激突は苛烈を極め、共に全軍の二割を失う(近現代戦では部隊の三割損失で部隊の全滅と見做す)という大損害を受け、主要な武将の戦死者も出している
ここまでの激戦ながら両軍共に勝機を掴めず、膠着してしまう
この対峙の間にロレントは事態を打開すべく動き出す
a.外交策として
二重王国の包囲網の形成
昔からの敵国の二重王国の隣国であるペルセポネ・エトルリア・ローランス・(おそらくはヴァスラにも)働き掛け、主力の居ない本国を突くようにと要請した
しかし、リカルドのクーデターによりエトルリアが包囲網より脱退、またヴァスラもインフェルミナ占領によりドモスと接することから自衛として二重王国側についた
b.戦略として
態度の不明なフレイアに亡命元王子が撹乱策を提案、千で劫掠に向かう
これは今のところ上手くいっているようではあるが…
ジェネラルの主人公がフレイアの王族リュシアンで、ハーレム世界が基本ハッピーエンドなので、彼が将軍としてフルセンと匪賊の頭目を撃退する可能性が高い?ので、そうなれば当面のドモス西南戦線への不参加という目的は達したにせよ、結果としてドモスに強い敵意を持つ国家をまた一つ生み出す事に…
更に対エトルリア・ヴァスラへの防衛に当てていた軍勢をインフェルミナ解放軍の援軍に回すことが出来、アリオーンは自分の国を取り戻した
インフェルミナ・二重王国・ヴァスラ・ラルフィントのレナス派という連合軍で兵力において上回っていたとはいえ、不敗との印象の強いドモス軍を撃退し、ドモスの副将と名高いクブタイを戦死させたことは、全ドモスで抑えつけられていた旧王国の遺臣・民衆を一斉蜂起させる
各地の反乱を速やかに対処しなければならなくなったロレントだが、不用意に撤退すればセリューンの追撃により大損害を受けかねず、動くに動けない
一方、セリューンもインフェルミナで撃退した戦果があるとはいえ、同盟国から戦利品を収奪する事もできず、強兵ペルセポネに余剰戦力の再振り分けも必要で、仮にメリシャント方面に廻せたとしても勝算もなく仕掛ける訳にもいかない…
お互いに八方塞がりになっていたのではないか、と
② イシュタールへの働き掛け
この時のイシュタールは仲介に出たフィリックス王太子、とあるので即位はしておらず、実権も未だクリームヒルト公にあるとして展開します
おそらく隣国四国の王太子妃候補を殿下は上手く捌いてより友好的な関係を築いていると推察します
すると、ペルセポネの一万(四万強の兵力を有する二重王国に仕掛けているからには二万強あるかも知れません)とイシュタールの一万、他の国も同程度の国力とすると各一万弱くらいずつで計五万強を有する連合勢力となります
これは兵力的にメリシャントの膠着状態を打開する決定力と成り得るので、ロレントもセリューンもどうにかして自陣営に組み入れようと好条件で勧誘してくる、という推察です
ロレントの提示条件としては、彼の価値観から(人は自分の好むやり方を一番上手くやり遂げる、ようなので)
a.金銀財宝・珍品の贈り物
b.美女計とは言わないまでも美女(複数?)の贈り物
c.占領した二重王国の領域のイシュタールの領有の承認
などでしょうか
ここで、セリューン側のイシュタールへの勧誘条件が思い浮かびません
ペルセポネ方面の領土の割譲・譲歩は、自分から提案するのはこれまで生死を賭けて戦ってきたサブリナ兵の不満を生み出すでしょうし…
貿易の優遇も、二重王国側から言い出すのでは、それ程魅力的ではないでしょう
③ イシュタールの政策決定過程
この優位な情勢に際し、イシュタールが積極的に軍事行動を取ることも出来た訳ですが、殿下は講和の仲介の労を選択しました
その方向付けになった要因を述べていきます
a. クリームヒルト公の反対
未だ実権を握っていると思しき彼は、ヒルメデスの方針を否定したように、積極的軍事行動は肯首しないでしょう
どうあっても兵は凶事で軽々しく用いるものではないと孫子も戒めていますし
大陸に打って出る、というのは彼にとって勝算の無い博打のようなものでしょうから
b. シャクティの献策
専ら野暮天さんの案ですが
ロレントの勧誘に対し、彼女がこれは彼の二重王国との共倒れを狙った策だと看破する、と
イシュタールがドモスとの共闘を信じてメリシャントへ向かうか、本国へ進軍してセリューンが動けなくなったら軍を取って返し内乱を鎮圧しに回るだろう、と
故にここは静観して、両陣営から不干渉の代償をもらうにしくはない、と
c. 軍の不安要素
百日戦争講和からキャッスルスタートまでが月日として明確ではないですが…
一つは、イシュタール軍がヒルメデスのクーデター未遂から回復しきれていないか、回復したばかりの頃かと
二つめは、ペルセポネ軍がシャドウで語られていた君臣の離間工作により人の和を欠く可能性が有ること
があり、軍事行動には難しい面があります
d.フィリックスの気持ちから
和平を望む彼の気持ちも無論有るでしょう
私としては、クリームヒルト公のやり方を見て政権奪取を決意したように、ロレントの人となりや占領下の土地の様子、セリューンの二重王国を目の当たりにして何かを感じ取ってくれれば、と
今のところキャッスルの話題が王太子妃候補の選定なので、クリームヒルト公より権力を奪取して良い国を造るという決意をした殿下ですが、未だ大陸の情勢に関しては手が余るようなので
ドモスの支配による興廃した・治安の悪い有様を見て、どげんかせんといかん、とか、ドモスの統一支配政策に対する義憤を抱いてくれれば、と
塩野七生のローマ人の物語で、優れたリーダーの資質として、持続する意志、が挙げられていましたが、その意志の決意の原点になれば、と
幕末の志士たちの活動も、このままでは日の本は異人に占領されてしまう、という切実な危機感がありましたから
④ イシュタールの目標成果(外交的戦略目的)
野暮天さんの説から両国の危難に小康状態を作ってあげる、という方針であれば、怨恨にならない程度の譲歩を引き出し、イシュタールの利益を図る、というのが殿下の目的にもなるでしょう
a. 対ドモス
・ メリシャントに隣接するイシュタール連合国への不可侵、監視兵・城塞建設の承認
これは連合の自衛の為の必然から来た条項でしょう
・ 連合とドモスとの間の新貿易協定でのイシュタール有利の条項
未だオルフィオの改革前で然程ロレントは重要視していない可能性もあり、上手くいけばかなり有利な条件が締結できるかも
・ 両国(三ヶ国間の可能性もあり)での恒久的な大使の設置
中世ヨーロッパのようなある程度の外交官の地位が有るとは言えないかもですが、価値はあるかと
・ ヒルクルスとの無関係の言質
表向き支援させない・孤立化を図る、という目的もありますが
イシュタール継承者ではない、と無視する手もありますが、私はイシュタール連合の連合法の権威や実効性を示すものとして利用すると前2395;書きました
また、殿下が朱雀神殿の庇護者としての立場を取ったり、また“聖婚”を成したりした場合、朱雀神殿にとってもミルクア大聖堂での行為は神殿の品位や権威や神聖さを損なうものであり、亡命元王子は罪人です
責任者であるユーフォリアは神殿側で処断可能でしょうが…
殿下としては表沙汰にしない方向で神殿と交渉するでしょうから、神殿の僧兵やイシュタールの女騎士に頼朝が義経の追捕を口実にして地頭を置いたように監視を置く事も交渉次第では可能かと
b. 対二重王国
・ サブリナ-ペルセポネ国境の再制定
条約で歴史的にも争ってきた国境のペルセポネに有利な線引きを
・ 貿易条約の改定
大河リュミネーの河川貿易はおそらく大陸でも屈指のものと思われ、その関税や通貨レートやまたは手数料をイシュタール有利なモノに取り決め直す
また、コンスタンチノープルにヴェネツィアやジェノヴァの居留地が認められていたように少なくとも河で繋がっているプロバンス(出来ればエレオノーラにも)に認めさせれば、と
・ 大使館の設置
やはり恒久的な交渉の窓は必要だろうから
と、いったところでしょうか
考察:現状分析 2.1
(2009/10/10)
竹内けん
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ウェディングで出た事実を構成しつつ、分かった事を整理していきます
① 年代
時代については、第一王女アレステリアの婿オルフィオ、とあるのでキャラバンの後、という事から最も未来か
気になるイシュタールについては触れておらず、二重王国が敵対する勢力として登場
② 勢力地図
といっても公式に地図が明示はされてませんが…
平原の広がるメリシャント地方がドモスー二重王国の主戦場で各要衝に城塞が築かれており、膠着状態のようで
東は大樹海を挟んだクライシスで再独立を果たしたインフェルミナ王国、その南のヴァスラ王国は二重王国の勢力下に入っているという
更に私が考えていたセリューンの対ドモス戦略の一つ、緩衝国戦略の一環として新ネフティスが建国され、やはり百日戦争前から比べドモス領域は狭くなったようで
今回の舞台のヴィーヴル伯領は元王国で寒冷地(インフェルミナが国境付近-特に北、が山地だったので山がちな地勢なのか)で農業生産も低いうま味の無い土地らしい
林檎が特産と山地かも、という事から信濃を思い浮かべますな、と、すると養蚕とかは財政に貢献するかも
地下資源が無いなら
ラルフィントの対ドモス(西部政策)が気になるところですが…パザンを復興ー従属化すれば二重王国に頼らない独自の緩衝国が作れるかも知れません
③ 占領政策
属国化した国の子弟を士官学校に入れる…私がテコ入れしているイシュタールの振興策としてローマ化を模範にしていましたが、これは先に先生に書かれてしまった…・゜・(ノД`)・゜・
イシュタールでも、これをやる価値はあると思います、ただ、ドモスのように軍事分野に限らず考えていましたが
ロレントの行っている婚姻?政策に関しても、士官学校での育成と併せて、中級以下の貴族や大部分の国民との意識のズレを生じさせると思います
私はイシュタールが大国として成長する事を夢想しているので、二大大国の綻びを見出す方向性を持ち続けていますので
国民と支配層の意識の乖離(同一国民としてシンパシィを感じるか)は現にNIESの東南アジア諸国の国々である現象で、英語が堪能で海外の大学で学問を修めたエリートは指導者として力量を発揮していますが、そういったエリート層以外の国民は自国語で国民に語りかけず、ファーストネームも英語からな指導者に同じ国の人間という印象は抱かないでしょう(そういった見解があるので名称も自国語のフルネームに変えた指導者も)
それが属国の民にとって現在の戦乱による自分達の不幸な境遇は、大国同士の戦争に巻き込まれているからだ、という認識が強ければ、ロレントの血の入った旧王家の血よりも新しい自分達の旗印を求める動き(易姓革命の思想は無いかも知れませんが、旧王家に失望すれば)に繋がる気がします
属国化された民にとって国を失い戦乱によって家族を失い、また戦乱に動員され続ける恨みと苦しみは十年二十年で消えるものではないでしょうから
今のところキャラバンの記述を合わせても、ドモスに併合されて良くなったのはオルフィオの商会だけ、というのでは反乱が絶えないのも…
オルフィオやカルシドはドモスのエリート中のエリートな訳で、ドモスの暗い部分を見ずに済む立場ですしね
メリシャント地方での出来事は百日戦争以降の十年にかなりの影響を与えているような気がします
クーデターを起こした旧メリシャント貴族達へのロレントの徹底的な報復は、武断主義として法家思想からも正しいとは思いますが、反対勢力の受け皿二重王国が存在することで、不満を抱く者達に一度逆らったら許されない、死ぬまで抗戦するしかない、という覚悟を抱かせる結果になっているようです
二重王国は、ロレントに反対勢力が頼みとするのはセリューンであり、まず二重王国が主要な敵、と見られているのを分かっていると思われるので、戦略の基本を対ドモス中心に考えざるを得ない情勢ですよね
そう考えるとセリューンはいたずらに戦線を増やすのが得策なのか…例えばペルセポネ攻略に本腰を入れるとか、甚だ厳しいと思います
少なくともイシュタールは国力を維持・増大可能で連合を組めていたのですからやはりロレントもセリューンも軽々にフィリックスを敵陣営に追いやる真似は出来ない、という事かな
④ 軍勢
今回登場したのがロレント率いる三万
内、騎兵のみで八千が先行して来たという
こちらのどれ位かが生粋のドモス兵かは不明
翼竜騎兵が如何程いるかは分からない
もし仮に城側と連絡が取れるか、敵情視察により、二重王国の布陣を知り得る事が可能なら騎兵より更に翼竜騎兵を先行させ散兵戦術を展開し後方攪乱の手も…
お話上ドモスに完勝させる必要は無いのか
二重王国の情報の充実は相手をするとすればかなりイヤな面があるな…
ドモス領域内の反対勢力を駆使してロレントに全力で向かえないようにし、自らは戦線を縮小・集中して全力でドモスに当たれるとすれば…それをやって今の膠着状態なのかもですが
やはり殿下を粗略には扱えませんな
④ 陣営
ウェディングの記述からすると、ドモスは十年で10国を滅ぼし大陸の北四分の一を統一して破竹の勢いだったが、メリシャントでの百日戦争とインフ 455;ルミナの奪回から反ドモスの動きが顕在化して現在に至る、という感じですが
二重王国がヴァスラ、インフェルミナと自陣営に加え新たに緩衝国としてネフティスを建国させたとして、ラルフィントにとってはこれは座視すべき事なのか、と思ってしまうわけです
レナス派がウェディングの時点まで二重王国と組んでいるかは未出ですが、隣接した地域に大勢力が出来るのを喜ぶ国家はいない、という常道からすれば独自の戦略で緩衝国なり勢力を築くと考える
一つは独自の対ドモス緩衝国設立である新パザン建国
もう一つは二重王国の対ドモス地域以外での影響力の増大を謀る事
対ドモス地域を増やすことは自国の対ドモスへ費やす国力が増やすのを望まないだろうという推測から
つまり二重王国陣営であるエトルリアや南の地域に勢力圏を築くことかと
ここでラルフィントが三派に分かれていることから、それぞれの国益があり予想を困難にする(・ω・)
この現状から野暮天さんの提案のイシュタール-ラルフィント王子派東西同盟も、この地域の国際情勢が一気にイシュタールへ、と言い切れないと思ってしまうのです
クライシスではドモスに対抗する為にインフェルミナと近接するレナス派との同盟でしたが、ドモスの圧力がインフェルミナとヴァスラと二重王国で受けている状態なら、レナス派にも別な思案が出て来ると思うのです
ドモスの領域に関しては、“周辺諸国から袋叩きにあっている”と“各地で反乱や謀反が相次ぎ”という表現しかないので…
'09/12/17
考察:現状分析1
(2008/08/23)
竹内けん
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たまには他のシリーズのイラストを、と
私の手元にあるキャラバン、シャドウ、シスター、クライシス、レジスタンスからの現状分析の再考察を
① 地誌
RQのルールだと一日の行程は約30キロ(原作者のグレック・スタフォード氏へのメーリングからいきなり基礎単位がマイルになりやがった…20年以上メートル・グラム法使っておいて…これだからアメ公は(笑)彼らにはフィート・ポンド法が慣れているとはいえ)、オルフィオの隊商行が約半年(180-200日として)ザッと5400キロから6000キロ…
途中足止めや海路を使っているとすれば更に誤差が出るでしょうがね
私見だと大陸の大きさはティムール朝の最大版図からセルジューク・トルコのそれ、と見ましたが
しかし、野暮天さんの疑問からドモスとフレイアの間は神などの魔術的影響がなければ、フレイアの砂漠に行き当たる前にステップがあるとか、または南米のチリとかのように寒流の影響とアンデスの山によって仕切られている砂漠なのか…
後者だとするならわざわざ急峻な山脈を越えて劫略しに行った亡命王子の戦略的意図が見えない…
単に自分の新天地を目指した?ロレントの為になってねぇ…
季節風、偏西風や貿易風なども気候に大きく影響を与えるでしょうし…
また、キャラバンの記述からいまだメリシャントはドモスと二重王国との係争地で、塵さんが書いていたインフェルミナの親ドモス(もしくは従属化)政策についてもなかったので、平和な小康状態でも百日戦争の影響は大きかったと感じます
また、クライシスに大陸に五十近くあるという群雄…という記述とメリシャントに接するのは二重王国ですが、イシュタールの北のクレオンレーゼとメリシャントが隣国という記述は無いですし、案外西方城塞都市国家群は数があるのかも
またフレイアと西方城塞都市国家群との境界国も明らかではないですしね
② ドモスの治安
国内で盗賊団が出るんやねぇ…
何かローマ人の物語でのアウグストゥスに対する手紙での、安全な旅の出来る地中海世界を讃え皇帝に賛辞を送っているのを塩野女史が引き合いに出しているもので…まだまだだな、と感じざるを得ません
とはいえ中世西欧や中世中央アジアを考えるとこれでもましになったのかも知れませんが
滅ぼされた国々の貴族や騎士階級が没落し、失業者が溢れている(しかも武装は容易な人たち)なら治安は向上しないような
我が国だと江戸初期の武断主義で次々と大名家を取り潰し、浪人が増えて慶安の変や承応の変などが起こったような時代かも、と
この後文治政治に切り替わるきっかけになるけれど…ドモスではどうなのか
このキャラバンの時代でこれなのでそれより前のクライシスの後はもっと凄そうですね
オルフィオの「ドモスこそが最強だと確信した」には少年らしい自国賞賛だと微笑ましいものを感じましたね
リーマンショック前のNHKの『沸騰都市』やBSのドキュメンタリーで、新興国の若者たちや新しい富裕層が経済発展から自分の国の優位優秀さ明るい将来を疑う様子も無くそのように答えていたインタビューシーンを彷彿させられました
その後、『沸騰都市』ではリーマンショック後の三都市をやってくれましたね
経済が傾き、状況が一変した彼らの現状からの表情の対比が印象的で
他国の歴戦の軍人や老練な外交官が苦い表情と共にそのように語るなら、私にはその方がより真実として感じる気がします
どんなシステムにも長所と短所があるので、オルフィオ宰相就任後の経済改革は、通商に財政の基盤を置くことは平和を望まざるを得なくなるでしょうし、また、対抗するに経済封鎖、という外交政策も出てきますよね
③ 二重王国
何か宮廷自体の風紀が乱れておりますな…
二つの国を交わらせる為の媾い、なのでしょうか…
個人的感想はともかく、シャドウの時点でオルシーニとサブリナは未だ派閥に分かれて一つの国、という国民感情にはないようです(キャラバンで登場していて分裂はしてないようですが)
が、メリシャント方面、ペルセポネ方面、インフェルミナ・ヴァスラ方面、ラルフィント方面と考えなければならない戦略は多岐にわたるようで
エトルリアとの和睦は確かに渡りに船ですな
私が考えたようにドモスと隣接するインフェルミナを抑えるのがやはり緩衝国戦略のキモの一つで、同じくインフェルミナがドモス側につけばドモスと接する事になるラルフィントにもキモなので(というかラルフィントにしてみればインフェルミナがドモス領にされるのとあまり変わらない)両国の外交の係争地となるかな
或いは二重王国・ラルフィント・インフェルミナ(或いは二重王国が中心のラルフィントの代わりにヴァスラを入れた?)共同でネフティス・パザンを復興させて新たに緩衝国を作るとか、セリューンが考え出しても良さそう
ただ、味方したメリシャントを見殺しにしたし信を失ってるけど
とりあえず、百日戦争後のセリューンの積極的な対外政策がないのは、先生が細部を決めかねているのもあるかも知れませんが(ペルセポネへの工作は配下のシャリエラ将軍)、やはり二割を失った影響は大きかったのか
しかし、イシュタールのフィリックス王太子の仲介は、二重王国がドモスを破る機会を奪ったのではなく、お互いに決定打を欠き長期消耗戦になるところ(いわば世間に有名な第四次川中島合戦、その後のにらみ合い)を仕切り直しをかけたのだから恨まれる筋合いはないよね…
④ ミルクア大聖堂
シスターでの行状がバレれば、見習いたちは親たちが欲しかった“朱雀神殿での修行を納めた”というお墨付きなど貰える筈もなく放逐でしょうなぁ
実家からは勘当されるか、娘かわいさに引き取る親もいるだろうが…嫁の貰い手はいないだろうねぇ
メリシャントがロレントへ送った美女二百人と同じく路頭に迷うだろう
ユーフォリアやベルベットも更迭され、降格、修行のやり直しか、最悪僧籍の剥奪…
国事犯の隠匿及び逃亡幇助は朱雀神殿のイシュタールに対する何らかの補償を引き出すことが可能だろうな…
うーん、そう考えるとフィリックス王太子の聖婚の可能性がグッと…
シャクティかルイーズが(或いは共に)朱雀神殿と交渉して譲歩を引き出しそうだし
クリームヒルト公爵も聖婚はイシュタール王家と王国の名誉なだけに己の思惑は如何あれ表立って反対するわけにもいかないし
しかし、亡命王子は父王弟派、ミルクア大聖堂の女たちと関わる者たちをみな破滅に追いやって…滅びの王子?
⑤ ヒルクルス
彼に関しては先生がキャッスルの主人公パッと出のフィリックス王太子へのクーデター失敗、というプロットを立てた時点でこれについて語るのは詮無いことなのですが…
クーデターについては計画の杜撰さ、現状認識の甘さ、が不成功の要因だと思いますが、リーダーの王弟の不徹底さを指摘する方もいましたな
これらは計画立案者のヒルクルスに帰すべき事柄で、父の徹底した決断を促せなかったのも、例えば父李淵を決意させた李世民の故事からも、父の心理ですら推し量り動かすことが出来なかったという人の心が分からないという欠点が露呈してるような…
一方フィリックスは、シャクティのあのヒントで、コーネリアの心理を推し量り、心理的陥穽に入れ紛争の早期解決が叶ったのとは対象的で
少なくとも人の上に立つ国王とか将軍は、部下が何を欲しているか推し量りそれを与えることが出来なければ忠誠や十全な働きをしてもらうことは難しいですよね
少なくともヒルクルスには期を待つとか機を利用する、という性格ではないようで
前者の例としては三国志で司馬懿が曹爽一派をクーデターで除く為に、昇進で任地へ赴く挨拶に伺った李勝に耄碌してしまった老人という評価を植え付け油断を誘い、曹爽が洛陽を空けた隙に電光石火…
人間心理を突いた作戦ですな
後者としては北宋を建国した趙匡胤、外征へ出立した行軍の途中皇帝親征が習慣の北周で皇帝柴宗は崩御し、不安になった軍を兵士から擁立される形で掌握、開封にとって返し無血クーデター成功(陳橋の変)…
ヒルクルスは父ヒルメデスに溺れる振りをさせて政敵を油断をさせるとか、外征に父が国の軍を率いた際に兵を説得してとって返すとかの策謀は思いつかない性格だ、と
ロレントに後方を固める為にフレイア侵攻を提案するが、これはやはり彼の思考が軍事的分野が中心か、それに偏っていることの証左のようで
大陸を東西縦横無尽に駆け回る、と言うよりは、クライシスP176『荒野の“野盗”の如く暴れ回った』から、アルスラーン戦記のギーヴのセリフ、「おいたわしや、流浪の挙句剽盗のまねまでなさるとは」を思い出してしまいました
また、彼の主張、大国が西方城塞都市地域に食指を伸ばす前に武力で統一し、対抗可能な勢力を築く、それがこの世界の定説(ライフスペース?)、だそうですが、これはまず政治的にはイシュタールではクーデター失敗により否定されていますよね
保守派のクリームヒルト公爵の牛耳る現政権ではこの路線今のフィリックスには“実現不可能”
また、戦略的に見ても然程国力の違わない西方城塞都市国家群、果たして軍事的侵攻で抜きん出る事が出来るのか…
具体的な戦略もヒルクルスは述べていないし、王太子がこの路線に行ったとして西方城塞都市国家同士で争っている間に疲弊して大国に対抗する自力が無くなることを摘しているのに、何故ヒルクルスがこの路線で行った時のこの可能性を論拠しないのか…
情勢から、P.ケネディの『大国の興亡』で分析されたヨーロッパ各国には西欧を統一する国力が無かったとする評価に西方城塞都市国家群は似ているのではないか、と都市国家に分かれていたイタリアが統一するには産業革命時代のサルディニアを待たざるを得なかった、という史実からもイシュタールが純軍事的に西方を統一するのは困難ではないかとの結論
よしんば百歩譲って武力で統一、という策が正しいとしても、その説を唱えている、彼自身が太平のイシュタールでは異質、と言っているからには、イシュタール国民の気質や雰囲気に対して受け入れ難いもの、と認識している筈
ならは自分がマイノリティーとして自覚して自説を認めさせる努力、たとえば滅茶苦茶巧みな例として新興宗教団体の社会奉仕などによる社会への浸透、といった動きが挙げられますが、そのような努力を見せることなく、救い難い事にヒルクルスは自説が正しいと疑っていないので語れば正しさを認めてくれる筈だ、と思っているからには、噛み砕いた説得を試みもしていないのです
これでは彼の説が広く世間に受け入れられないのもむべなるかな、と思うのですが…
それに、ドモスや他の国で武力統一が成功したといっても、それぞれの国のおかれた現状を鑑みなければ成功は覚束無いと思います
例えばパックスブリタニカの時代のイギリスの植民地政策を、後進のフランスやドイツ(プロシア)がそのまま真似する事が出来ない様に
さて、ヒルクルスに関して書いたわけですが、辛いのは私的に彼の評価が低いのでねぇ
私は気分を害しているので、当該の人が
コメント書くなら一言あってしかるべきかと
今までのを削除しないのとこれからのを承認するのは違う次元のお話で
'09/09/21
イシュタールの政戦略 2
(2008/06/18)
竹内けん
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ここではフィリックスの権力奪取後の政略について
遙か先の未来で、古代ローマを参考に考察したので自分なりに中世社会に修正しつつ…
でも、西欧や中東は一神教の影響の大きい社会だからなぁ
ハーレム世界とはまた違う社会構成のような…
① イシュタール連合
ローマ連合のような防共同盟を機軸に考えているが、経済圏への取り込みも考えているのは前述の通り
因みに同盟とは、共通の目的の為に同一行動をする連合体の事である 加盟国はいずれも、主導国を含めて、寄り合い所帯を作っている このような単なる集合体では、加盟国と主導国との関係はその国と別の加盟国との関係と大した差はない だからこそ主導国が強い時は結ぶが、弱体化するやいなや、たちまち離反するという現象が起こる
それを踏まえた上でのイシュタール連合の同盟協定は、イシュタールとの間でだけ結ばれ、加盟国間で結ぶのは許されない、とする
加盟国間で問題が生じた場合でも、当事者同士では解決は許されず、イシュタールの仲介によって解決する、という形を取る
これを呑ませるのは、難しいだろうが、ローマの政策がケースバイケースだったように、例えばベルセポネならば養子縁組みの線からアプローチしていくきっかけになると考える
また、3のルイーズの所感から、大国の興隆の影に怯える西方城塞国家群に、カエサルがゲルマンの侵攻に怯えるガリア民族に説いたように「諸君らがゲルマンの奴隷となるか、我々の同盟者として生きるか」と問うてローマ世界で生きることを選択させたように、イシュタール連合に参入を呼びかけるこ口2;が可能だろう、と
また、妄想で語られた朱雀神殿との聖婚により、神に祝福されたという権威付けも…
中世キリスト教の法王の祝福や、イスラムのカリフよりはおそらく権威として比較して宗教の社会への拘束力を考慮すると弱いような気がするのは否めないけど
そこは一神教は神が人の生き方を決める形の教義だから仕方ないか
② 街道敷設 河川の整備
ハーレムシリーズの世界は中世封建社会な訳だけれど、ドモスや二重王国からの防衛の連合を謳っている以上、イシュタールとその同盟軍が侵攻された城塞都市国家に迅速に救援出来ることが肝要で、その為に街道をローマ式のような舗装されたものを敷設する、河川を整備し橋梁や船舶移動の為の桟橋を建設する(財源は下記の殖産興業による)
北イシュタールを流れるミルクア川は大陸を東から西へ流れる大河ルュミネー、との記載から、ヨーロッパの国際河川たるドナウ川やライン川のように交通の大動脈として利用されている可能性もありますよね
ドモスは飛竜部隊などもあるし、数ヶ国の連合の軍隊が集まってはじめて数で対抗出来ることから、集結時間がキモとなると考えるからである
余談だが、私がキャンペーンをやっていたグローランサの太陽神殿のキャラはグリフィンやヒポグリフを騎乗していたが、ハーレム世界ではいないのかな…
グローランサの太陽神殿では太陽神は皇帝であり、太陽神を信仰するのは貴族なので、私のキャラの家の厩舎にはグリフィンが(笑)
因みに飛竜(ワイバーン)は真の竜の夢(真の竜は全長数キロありあまりにも霊的にも魔法的にも強大で、その夢のようなものでも物質化して現れる。D&Dでおなじみのドラゴンサイズがその夢ドラゴン、ワイバーンも同じだけどこちらは繁殖する(笑))でこれとグリフィンの違いは、前者は鱗が堅く尻尾の毒針攻撃有り、後者は飛行速度が速く筋力で勝るのが特徴かな
あくまでグローランサでですが
街道や道は現在も存在していると思いますが、ローマのように可能な限り直線にし、道幅も広げ、橋を架け、トンネルを掘り、水はけを良くし、平坦になるように舗装する…
「現代の高速道路」化する事により軍隊の移動をより迅速にする事が主目的ですが、現代に生きる我々は道路などのインフラストラクチャーを整備することは社会資本を充実させ経済を発展させることを理解しているので、当然交易なども盛況にするのも目的になりますよね
古代ローマのようにこういった公共事業に出資するのがノーヴィレ・オブリージェと考えられている社会風潮ではないだろうからの下記の財源獲得案でもある
③ 市民権
何か誤解を招きそうだけど、イシュタールの臣民であることの利点、でしょうか
言葉では奴隷が出てくるけどハーレム世界には身分として奴隷がいるのか…
a. 不動産 動産を問わず、全ての私有財産の保証、そして、それらの売買の自由
存在するなら先に挙げた奴隷は動産になるわけですね
b.法にのっとった裁判を受ける権利と、国事犯以外での死刑判決への控訴権
かなりリベラルかな?でも中世社会の庶民にとってかなり魅力的ではあるような…弁護費用とかあるか
いや、弁護人が職業として成り立たないと厳しいかな?
ともあれ、商人層とかには魅力的だと思いますな
やはり中世西欧社会は古代ローマ法と近世市民法の狭間にあって、宗教的理論が法に関わっているので…
中国の法家思想も、まんまではイシュタールにはそぐわない気がします
臣民に対する法的保護は、戦乱のドモスからの流民を定住させる魅力となり得るような
また、輪栽式や改良式穀物農法により生じる裕福な借地人(実際の耕作は賃金労働者になっていきました、歴史的には)や、ドモス他の流民を有能な貴族 騎士の次男や三男を登用して指揮させ国内 連合内の戦略的要衝に植民都市建設に当たらせる事によってイシュタール臣民権(兵役義務有り)を与える、とか
④ 税制
中世ヨーロッパは各封建領主が自領の安全保障の費用分も取り立てていたので五割は天国で六~七割はざらだという話ですが…
平和が続いたイシュタールならそれ程国防に掛かる予算も多くなく農民の租税も五割か、より少なく四割以下という可能性もありますよね
どの歴史書の分析でも、財政に関する負担は戦争状態より防衛の警戒状態の方が安くつくのは常識で平和な時代を維持し続けるのが善政、或いは名君との評価を得るのも肯けることです
騎士や貴族が軍隊を支えているのはほぼ間違いはなさそうですが、騎士五百余家が王家に直接兵を提供しているなら騎士一人に従者二人を最低とするなら1500以上
裕福な騎士もいるとすれば約2000ちょっとという所でしょうか
ここで直接税としての兵役のある階層と兵農分離による常備軍とに梶を切るか迷うところですが…傭兵に頼るところ(傭兵は自分の部隊の存続を計るので国の中核としては頼りにならないので)は中世イタリアの現状を嘆いたマキャベリが常備軍の創設を力説していましたが…
農業新技術か水力利用と潅漑設備の充実で増加する人口を、兵力のある郷士(ジェントリのようなもの)として新しい階層とする…
常備軍にしてもやはり財源は必要だし
開拓や農業の効率化、もしくは新技術による農業改革による農政から入ることに決めた
殖産興業(農政改革も同時にやりますが)による国庫の財政確保からくる王家直属の常備軍創設は保守的なクリームヒルト公爵に警戒心を抱かせるだろうし、何より農業の振興は保守派にも反対する理由はなし
シャクティにも得手な分野そうであるし
隠された目的として兵役のある郷士層を創設し、王家の兵力の拡大を計るのが可能だろう
勿論、貴族や騎士たちにも開発は奨励するし(ので反対はしないと)、郷士には軍功により騎士や貴族に取り立てると
フィリックスたちキャラクターには知るべくも無いが、未来のクライシスやさらにキャラバンまで政策は継続可能で、継続すればする程成果が現れる類のこの政策は後者の時代にはかなりの成果が期待されるのではないかと考えます
⑤ 軍制
ローマ連合を模したイシュタール連合を目指しているので、指揮権の統一の為にもイシュタールが指揮権を握り、また供出兵力も多いのが当然となる
兵力獲得には上記の政策から務めることとするが、指揮権の掌握には、まず連合の提唱者であること、王女との関係による隣国4国への主導権の存在、可能なら聖婚による宗教的権威、などから導いていく事になるだろう
⑤ クリエンテスとパトローネス
先生にドモスの軍人の留学制度として先に書かれてしまいましたが…
古代ローマにあった連合の国の有力子弟を元老院議員の家で養育したような感じで
イシュタールでは王太子妃候補のご学友というホームシックにならないような配慮、という名目で隣国四ヶ国に修好の拡充という口実から
これなら3の時点以降から始められますし、王太子が各国の内情や国風についてより良く肌で感じることが出来るかと
将来聖婚や連合の軍事的勝利でよりイシュタールか西方の中心的国家、という位置づけが固まっていけば、より広く行われるでしょう
肝心なのはこの疑似留学的な措置で隣国四ヶ国とのフィリックスの人脈を作る、という点にあります
未だ書きかけ…
軍制は網羅しようとする事柄多いので…
'09/09/18
イシュタール王国とその周辺のキャラたち
(2005/05)
竹内 けんHiviki N
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<'09/10/15>
1.フィリックス
キャッスルの主人公
先代ローゲンハイドが王宮侍女として勤めていた王国騎士ジルベルトの娘マリンカを見初めて産まれた庶子
グロリアーナ女王の即位式まで自分が王子だとは露知らなかった
現在は将来の国王としての資質を養うべく教育を受けている
守役は虎騎将軍デクセル・クリームヒルトとその娘ルイーズ、女官長にして女王の政務補佐官
だが、フィリックスはクリームヒルト公爵のやり方を見て国の為にはなってないのではないか、と思い権力の奪取を内心決意する
その為に将来の軍師としてシャクティと契った
実務に忙しいデクセルやルイーズの代わりに教育を担当することもある
だが、クライシスの記述から数年後も未だ王太子のようだ
エロラノベの主人公として、王太子の修行として女の修行の描写がメイン
秋祭りでは突くリズムについて学びセックスに上達し、天然の女誑しの才能を開花させつつあるようだ
2.フィリックスのハーレムの女たち
① グロリアーナ
現在の女王、第七代イシュタール国王
国内最大の貴族、クリームヒルト公爵家の出身で、先代第六代イシュタール国王ローゲンハイドの妻
フィリックスには義母に当たる未亡人で30歳
その美貌は傾城の物と王弟ヒルメデスに評される程で、おそらくハーレムシリーズ世界でも五指に入る美女ではないかと
父である公爵と宰相のキャンベラが積極的な政治改革を目指す王弟ヒルメデスの即位を嫌い、次代の王としてフィリックスを候補に使うことにより娘の帯冠を実現した
その後、ヒルメデス派のクーデター未遂事件にて宰相キャンベラは死亡、武官と文官の多数を失うという事態に
その復興の為、忙しいのだが、将軍デクセルや政務補佐官ルイーズの働きも大きい
即位して三ヶ月くらい、国王としては政治的目的があるわけではなく、女性らしく美しく着飾り、美味しい物を食べ、面白おかしく暮らしたい人で、公人としては常識人
しかし、私人としては、特に性的に快楽を肯定する性格から孤閨を持て余しており、ヒルクルスとのエピソードから少年愛嗜好かも知れず、フィリックスを溺愛している
フィリックスの手の付いたウルスラやマガリに嫉妬していたぶったりする困ったところもあるが、フィリックスには憎めない義母
性技にも通じていて、色気とその熟れた肉体、何よりその名器で義理の息子&おちんちんを虜にしつつある
初めて精通を導く役をウルスラに、初穂を詰む役をルイーズに取られてしまっているので、もしかしたら義理の息子の初めての子を懐妊する野望を持ち始めたかも
ハーレムではフィリックスの義母と女王という立場から、女たちの音頭を取る事が多い
② ウルスラ
フィリックスの隣家の王国騎士で憧れのお姉さんで今は最愛の人、24歳
暗褐色の長い髪、女性にしてはずば抜けた長身とすらりとした長い脚、切れ長な目元と鼻筋の通った繊細な顔立ちで、纏う銀の鎧装束から『銀色の戦女神』との二つ名を持つ
騎士見習い時代のフィリックスの寄親となり容赦なく鍛えていた
元王都防衛騎士団所属第十二小隊『吼える翼竜』隊長だったが、ヒルメデスのクーデターの際に首謀者の彼を討ち取り女王と王太子を救った功から『獅子心勲章』と金貨と宝石の掴み取りの賞と王太子の親衛隊長に任命された
配下だった小隊も親衛隊に転属したようだ
現在は副隊長のコーネリアや隊を鍛えている模様
騎士叙任式の前夜にフィリックスを初めての精通に導く
王太子に立てられ暫く会えなかったがクーデター未遂事件後に森の中で結ばれる
その後はフィリックスが所構わずやりまくったお陰で性感を開発され成熟していっている
グロリアーナの謀?のお陰でレズやアナルも経験した
女王には彼女の心理をフィリックスに話し、母子相姦を決意させる説得をしてあげているのだが…グロリアーナは息子と愛を交わしあっているウルスラに嫉妬しているようだ
③ ルイーズ
フィリックスの侍女長であり、現在は女王グロリアーナの政務補佐官
女王の父クリームヒルト公爵の甥デクセル将軍の娘
鈍い銀髪で赤瞳、臙脂色の文官服に白いシャツ、怜悧な顔立ちで隙の無い出で立ちがキャリアなお姉さんという雰囲気を醸し出している
元々はグロリアーナ直属の女官だったが、フィリックスの立太子に際して世話をする女官の長兼教育係として王太子付きに
その後、ヒルメデスのクーデターの影響で宰相キャンベラはじめ文官にも欠員が出た為女王の政務補佐官としても働いている
おそらくイシュタールで最も忙しい人
フィリックスの初穂を頂いた女性で、初めは仕事として身を任せていたが、実は少年愛嗜好であったらしく王太子に夢中に
しかし仕事に生きていたことから性のテクニックがないと部下の三侍女のサーシャとマガリから指摘されたり
3では義母女王との秋祭りでの青姦で成長したフィリックスに翻弄させられた
抱かれる前に入念に体を磨きあげたり慎み深かったりと大人の女性の魅力が
シャクティから、将来クリームヒルト公を除くつもりであれば連枝たる彼女は敵になる可能性がある、と指摘され一層独占欲を強めたようで
フィリックスの愛する女の一人だけど、最愛のウルスラとはライバル意識が高く、お互い若くして実力を認められフィリックスに自らの理想の男へ育って欲しい夢を託している故の同族嫌悪だという
今のところ口ではルイーズが優勢で
今後の展開次第で政争ではキーパーソンになりそうなキャラ
④ シャクティ
フィリックスが自ら赴いて招いた将来の軍師
2より登場
ヒルメデス派に属していたクンダル伯爵の20歳の娘
クーデター失敗後父は降参したが、領地にいた彼女は篭城して200でゼーンズフト将軍の1000の討伐軍を撃退しフィリックスの関心を喚起した
髪は宵闇の藍(ミッドナイトブルー)でそれをアップにして左鬢に垂らしている
裾の長い青い羽織りをゆったりと纏い鈴が付いている、ゆえに鈴のシャクティ、と
華奢な感じの体だが、フィリックスのお気に入りはスラリと長い足
3の時点ではウルスラ、ルイーズと彼女が夜伽のメンバーで愛情を受けている三強との事
まだ、実権など無く、王太子として修業の日々出はあるが、軍師のような存在で、傅役のデクセル将軍やルイーズが忙しい時には代わって教育も勤めている
最初は性欲や恋愛には全く関心が無いようだったが、忠誠の証としてフィリックスに処女を捧げる時に愛撫で自分の体が感じることを認識させられ、その後十人の王太子妃候補を呼んでの紅葉狩り&乱交の折にグロリアーナ二よって性感を開発された
3ではそれ程目立てなかったが、女として寵姫として成長しているようです
将来の軍師としての活躍に期待するところ大ですが、フィリックスの子の母になるというのが今のクールなキャラから想像し難いですね
⑤ サーシャ
義母グロリアーナがフィリックスの身の回りの世話をさせる為に選りすぐった三侍女の一人
森林貴族の娘で、金髪碧眼で胸も大きい美人だが、どこか抜けたような印象のある感じ
側室になって三食昼寝付きの生活が夢、と公言しているが、まだ自分の出生を知らない騎士見習のフィリックスを初めて見た時からかわいいと気に入っていたようだ
王太子付きの侍女としての生活が始まると、まず朝起こす時にフェラチオで…
2の乱交でフィリックスに処女を捧げてからはセックスで起こしてくれます(笑)
1からのキャラなので、フィリックスの情を勝ち得てはいるとは思うのですが、濡れ場とか見せ場があればなぁ、と思います
⑥ マガリ
義母グロリアーナに選ばれた三侍女の一人
大商人ムスランの次女で、シスター登場のシギンの妹
姉とは違い、小柄ながらもよく発達したバストと、健康的な少女の魅力がある
フィリックスとは大商人の娘と常連客の息子という間柄以上ではなかったが、マガリの方はフィリックスを好意を抱いていたという
レスです&考察
(2008/06/18)
竹内けん
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塵さん、他の場所でもそうだったように、あなたの評価はともかく、イシュタールに関して貶める表現は、私にとっては気持ちのいいものではないというのを覚えていて欲しいのですが。
あなた自身が語ったことですが、ハーレムシリーズの主人公が十代~二十代前半とすれば、キャッスルでのイシュタールが対外的に飛躍するところは描かれないかもですね。
読者が求めているのがチョッとした政治的・軍事的事件と主人公のラブラブハーレム生活ならば部数が出るのも肯けるので、この方針で行くかもですけど
この記事はあくまでも自分ならこうする、こうしたら強国に成れる、という妄想ですので。
メリシャントに関してはドモスの蹂躙にセリューンが何も援助をしなかったとすれば、二重王国に味方しても使い捨てにされる、という例を世間に晒したのはマイナスな気がしますね
ペルセポネやラルフィントの他の派閥に対しての対応が忙しかったのかも知れませんが
因みに謀略戦で国内が動揺させられたにせよ、ペルセポネの二重王国への心象は悪いと思いますが
人間影からこそこそやられたり、返り忠を促す行為には眉を顰めるものです
インフェルミナも“キャラバン”の時点では親ドモスだとしても、ドモスが百日戦争の動揺を抑えている間は彼の国の援助を得られませんし、如何国を治めてきたのかも描かれていませんよね
ドモスが使嗾していた盗賊団もありましたし、国内統治が課題だったと思われますが
イシュタールの講和の仲介ですが、これは外交史(現実のですよ)を見ても分かるとおり、小国が仲介をしたところで強国に相互譲歩を引き出し合意について守らせるのは難しい(つまり小国のこのような働きかけは拒絶される)のである程度の対外的存在感があると考えますが。
内応についても、キャッスルの時点ではそのような潜在的勢力の記述は無いですよね?
寧ろ二重王国のサブリナ独立派の希望の星とあるのが不安要因のような
ハーレムシリーズでは登場したヒロインでエッチしたキャラは主人公の“女”になるのがお約束だと思いますので、ツヴァイクが追放されたとすれば、彼がフリーランスの忍者として生きるなら、ヒロインたちはそれに協力していると考えるのが、先生の世界の女キャラの生き方かと
軍隊は確かに経験やベテランは貴重ですが、WWⅡでの連合軍の自軍に関する研究で、ベテランは戦場慣れしている為に、この戦場でならこの程度戦えば負けない、と勝手に判断して十全に実力を発揮しないという結論が出ているそうですよ
よって将官にはそういった場合もあると教えたり、対処法についての教育プログラムがあるようで
極論ですが、メジャーやWBCのレベルでの一流のピッチャーが調子が良い投球をすればシャットアウト出来る野球と違い、戦場での戦いはフォーメーションや選手の連携、コンディショニングやピッチの状態など相対的な組み合わせに勝敗が関わるサッカーやラグビーに近いものだと思います
それに中世を模した世界は我々の感覚の平和とは違うと思いますよ、現代の先進国よりは遥かに暴力で物事を解決する傾向にある、と
政務を経験する為に妊娠するのは“ディアーネ”ではなく“グロリアーナ”陛下の方が望ましいのですよ
舞姫が妊娠しても、王太子妃に、とクリームヒルト家当主にせっつかれるだけで政務には関われませんから
義母女王は息子であるフィリックスとの子でなく、例えば愛人との子ならば、国民には歓迎されなくとも、公表は出来ます
しかし息子の子というのは関係があることすらバレたらまずいのに、お腹の大きい姿のような物証(笑)を晒すことも出来ない、ので、大臣たちに会って決済の判子を押すのがフィリックスが代行、という流れになる訳ですよ
ベテランの二割の損害といえば、ドモスのメリシャントでの兵力は六万でしたから一万二千を失ったことになります
全人口に対する健全な経済力を維持した兵力の許容拠出は社会の約4~5%(ギリギリですか)といわれていますから全人口に対し約1%も失ったことになります
また、ドモスが十数年でここまでに強大化したのは事実ですが、それ故に被征服国の騎士や民に自分達がドモス国民だと意識を持つには至らないでしょう
それは被征服国からの兵の士気にも関わりますし、軍隊として戦力として考察する際にロレントにやはり元のドモス兵が中核と思わせるのではないでしょうか
であるとすれば、損失の12000の内元のドモス兵の割合が高ければ高い程元のドモス社会に対する損害が深くなり、回復も厳しいと思いますね
絶対数でも全人口に対する比率でもイシュタールよりドモスのほうが失ったものは大きいと思いますけど…
確かにヒルメデスの同調者二千を失いましたが、この数なら確実に数年で補充出来そうですし、ペルセポネとのような小競合いで経験を積ませることが可能でしょう
イシュタールの政戦略1
(2005/05)
竹内 けんHiviki N
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此処では気に入っているイシュタール王国のフィリックスとその軍師が二大強国のドモスとオルシーニ・サブリナ二重王国の脅威に対抗するにはを考察したものです
この二国の王とスタッフの現状や思考についての描写が無い為、キャラバン・クライシス・シャドウなどの記述を参考にしていく
1.現状分析
キャッスル3の時点でも、クライシスによる百日戦争との時系列は明確ではない
仮に数年あるとして考察する
①ドモス王国
こちらの影響は多大なモノで、無敗との評判の彼の王国の敗北は、征服した領域での旧王国の反ドモスの動きを活性化させ、領国の動揺の対応の為に講和を結ばなければならなかった事で明白で
これを平定して、再び南下を目指すまでに数年掛かるかも知れない(未定だが)
軍事的にも、出兵した二割を失い、副将というべきクブタイとバティステュータを失ったのは大きな痛手であろう
名将であるハンニバルやカエサルの例を見ても自軍の中核となるベテランを二割失ったのなら、己の構想する戦術を十全に行使し得ないし、再建には最低でも2・3年はみないと
更にキャラバンの記述から国家の財源を隊商から来る商業的利益に切り替える割合が高い程、領国の動揺による通商の不完全機能は財政的にも打撃は大きくなるであろう
国家としての財源と考えた場合、塩野七生先生の『海の都の物語』の記述から、天才的な商才の個人が機を得て獲得する独占のようなジェノヴァのやり方より、護衛船団方式の国家事業としてのヴェネツィアの方がより望ましいのではないかと考えるから
寧ろモデルと思しきモンゴルのような遊牧民であれば略奪も立派な生活手段なので経済的な打撃も(ドモスの戦士階層には)少なかったと思われる
まあ、百日戦争でのロレントにとっての屈辱は、連合の形成の過程を見ても首魁はセリューンであり、彼を討ち取れば連合は瓦解する、と見抜いているかも
と、すると益々二重王国に直接入れるラルフィントは戦略上の重要地点か…
②オルシーニ・サブリナ二重王国
こちらもインフェルミナ方面でドモスを敗走させ、メリシャントからも退かせたという勝利の将という名声は得たにせよ、領土や賠償金を勝ち得たわけでもなく、こちらも二割の損害を受けている事から、戦死した騎士や活躍した者達に補償(中世では無くてもおかしくはないが、知将セリューンが支払わない事の不利益を理解せぬ訳はないような)や恩賞を与えねばならず、財政的に負担になる筈
犠牲を出した騎士達が恩賞の土地を下賜される為にも寸土も得なかった事は批判の対象になりそうで
そういった不満は、サブリナ分離独立派の成立や勢力拡大に繋がる筈
知将セリューンから独立を勝ち取るのは至難の業でも、ジークリンデが意図的に真偽を取り混ぜた情報(明らかに虚偽の情報なら翻意に気付くので)を提供し国王の判断を鈍らせる方策はあるので
ツヴァイクの追放の名誉回復の為国王に尽くすという可能性もあろうか
勝利の名声を生かして隣国ペルセポネを攻め取る策もあろうが、シャドウの記述から国家の体を成して無くなりつつあるとはいえ攻略には成功しておらず、イシュタールからの養子の要請もこの推測(ペルセポネの感情として、二重王国に屈する気は無く、敵愾心は高いという)なら肯けるような
それより再びドモスの南下に備えるとすれば緩衝国戦略で、インフェルミナとヴァスラ方面、それより西のメリシャントの把握など外交戦略的差配も必要大であるし
インフェルミナとヴァスラにはラルフィントも緩衝国と考え影響力を確保してくる気がするし、また、レナス派の戦勝という名誉に刺激され王弟派や王子派が更に緩衝国としてネフティスやパザンの奪回の為の出兵(ドモスが国乱平定に忙しい時期、通さなければ攻めるよ、との恫喝で)やインフェルミナに出兵・もしくは外交的に影響力を行使してくる可能性も否定出来ない
また、メリシャントは臣下達がクーデターを起こし王族がいないので、シッカリした指導者がいなければ危ういし、緩衝国として機能し得ないので援助の必要があるような
国内や国外にやらなければならない事が山積みで、セリューンも忙しいのではないかという結論に…
2.イシュタール
① 長期の平和
前国王であるフィリックスの父であるローゲンハイドの15年の治世、或いは更にその先代の王から数年、百日戦争迄数年、更にドモスがその南下を再び始めるまで数年…
最大30年くらいの平和な時は人口と経済の順調な拡充を保証しそうです
また、前国王が芸術を愛し文化人を保護した事が推察出来るので学者などプレーンも集まっている可能性があります
大学のような高等教育機関があるとは明記されていませんが、魔法学院があるので存在してもおかしくはないですね
ルネッサンス期のイタリアや後漢の穎川や荊州のような
上手くいけば科学や技術や魔法などで最先端の技術をリードする可能性がありますよね
② 自然災害
小説などの創作物ではご都合主義と考えられ批判される可能性がありますが、史実では大きなウェイトを占めます
地震、長雨/大雨、洪水、干魃、蝗害など
例えば後漢から三国時代にかけて地震や塞外民族の進入はともかく、洪水や蝗害は社会が変わった影響と最近の研究では言われています
孝廉で地方の豪族が官界で権力を握り、自分の耕地を増やしていく事で、漢が行う国家規模の治水が行えず、結果堤防などの脆弱さから洪水の被害が増える
また、蝗の産卵地として砂地や低い草の土地が好まれますが、洪水の跡地や日照りでこの土地が増えれば蝗害も起こりやすくなる
メリシャント地方の不毛化は、洪水の被害や蝗害の発生条件に当てはまり、地形にも因るが蝗害の発生する春から夏にかけては空気は南から北へ流れる傾向にあれば、風に乗って蝗の大群がドモスの農地を蹂躙する事も…
③農業
先生が認めるかは分かりませんが、シャクティが輪栽式や改良穀物式農法を発明して欲しいですね
近代の技術ですがこれにより食料生産が飛躍的に向上し、人口増加を支える事が出来ますし、北のドモスの戦乱で出た流民を受け入れる事も可能になります
生産性の向上は他に投資する利潤を生み、他の産業や農地に投資も…
新農法がいいとは思いますが、それでなくとも森と湖の国、灌漑水路や水力の利用などでも生産性は向上し得ると思います
新農法のもう一つの利点は土地所有者、借地人、賃金労働者という新たな農村の社会形態を生み、保守派のクリームヒルトの当主でもその影響を受けずにはいられないことですね
新農法を要れなければ領地の生産性は他の貴族に劣りますし、要れても社会に新たな中産階級を生み出す…
中産階級は自分達の政治的要求を訴えるだろうが、自分達を生み出した王太子の支持層になる…
④ 殖産興業
最も手始めと考えたのは、エトルリアやフルセンが海賊行為をやるので、豊かな木材資源を生かした船材の輸出で
またこの世界では近代で知られている素材もあるようなので綿織物、帆布の生産も…利益で投資して拡大すればと
職人育成も必要だろうけど、毛織物も綿織物も糸にするのに大量の水が要るわけで
湖の国にはピッタリ
他には北からの流民や職人ギルドに投資して追々…
地下資源についても記述はありませんが…
仮に太古から森林だったとしたら、琥珀の産地である可能性も
ポル・ポト(クメール・ルージュ)が西部に引篭もっても戦えたのは、ジャングルにあるラワン材の密輸と、ルビーの売買が大きかったといいますし(もっともあそこは黄金の三角地帯/ゴールデントライアングル/として麻薬の栽培地でもあったわけですが)
金・銀・銅や宝石、明礬(毛織物で羊毛から油分を抜くのに使ったり)や岩塩でさえも国の産業の根幹に成り得るので
ルネッサンス期のように、鋳鉄や砲金の生産性が向上するとか…
火器(銃や大砲)が無くとも、戦争資材生産や経済には有利に働く筈なので
⑤魔法
魔法が存在する世界では、ファンタジィの世界の冒険者が使うような戦闘の魔法よりも寧ろ生活で使う魔法
の方が発達するような気がするんですよね
私が長年キャンペーンをやっているRQ(ルーンクエストのグローランサという世界だと精霊・神・魔道(一応見えざる神という信仰)の魔法でよく使われるのが豊穣の魔法でしょうし
ハーレムシリーズの記述から、神は信仰していても神は見返りをくれないようなので、研究し計算し高めていく魔道のような魔法なのだと解釈しています
魔法宝珠や、耐熱や明かりの魔法など普及しているようですし、探知の魔法宝珠(直径3mの大きさの物を
半径10kmの範囲で認識する)レーダーのようなものとか、探知と爆発の宝珠を組み合わせたWWⅡで使われたVT信管(電波を発し、反響で近くにいると感知すると炸裂する、対航空機用の信管)の様なものをアーバレストやバリスタの矢に付けるとか、RQのドワーフの様に戦争を科学する(魔法研究ですが)という思考方法もあると思うんですよね
先生はそれ程ハードには拘らないようですが、今のところ
グローランサのように嵐の神のストームワーカーが半径200-300kmの嵐を起こして射撃戦不可・河が渡れない(嵐の神の信徒は不利益を被らない)とか、対する月の帝国はクレーターメーカーが月から隕石を落とす魔法戦争も楽しいんだけど
⑥権力奪取
戦記モノとしてはフィリックスが政治権力を握らないと始まらないわけですが…
現女王の父であるクリームヒルト家の当主は娘、グロリアーナが身罷るまで現状を続ける気でしょうねぇ…
血の繋がらないフィリックスに王冠を与えるより、統治上問題がなければ娘が王冠を被っていた方が都合がいい
当主にとっては別に五十代の王太子でも実権を握り続けられれば問題はないし
ヒルクルスのクーデター未遂事件があったので、フィリックスに兵権を与えるのにも慎重になりそうです、こ
んな所まで祟るか!
かといって外国の姫の実家の兵を頼るのも出来れば避けたい…実権を握っても実家の容喙を認めなけれ
ばなりませんしね
一つの手としてはグロリアーナのフィリックスの子の妊娠でしょうか
グロリアーナ女王で行きたい父としても、娘のスキャンダルを世間に晒して国内の動揺させる訳にも行かないし、大きなお腹の女王を政務に就かせる事は出来ない…
ので、フィリックスが国事行為を…玉璽を押す仕事でしょうが、それでも政治を担う臣下達と顔を合わせ、話す事で国政について解ってくるし、臣下との気脈も通じていくでしょうから
秦の始皇帝でも実権を握るのは8年掛かりましたし…長い目で見ないといけなさそうなので
とはいえ実権を握って自分の政策運営が可能なら王太子のままでもいいのか
楊広や李世民のように追い落とさなければならない王族の競争相手はいないし
⑦ 人材登用
ドモスに敗れた大陸北部の旧王族・旧臣がドモスに降らず、或いは抗したりする人間がいるとすれば二重王国と組むと考えますが、クライシスで戦ったのはキャッスルより数年後なので寧ろイシュタールの方がクーデター未遂などで人材不足に陥り、士官の道もあると考える人もいるのではないか、と
例えば、クラナリア滅亡時に自害を謀ったが捕虜になった外務大臣のデュブック、仕えるように尋ねられ拒否して処刑されたか、或いは一度は従うふりをして出奔するとか…
宰相のスチュアートの一族とかは…
クラナリアの武官で戦死したマデリーンやウダルグやゾーラルの息子たちや一族、なども考えられます
また、娘はドモスに持って行かれたクラナリア王ホーパードの傍系の王族(たぶん息子のような直系はいないか斬られているだろうが)やエクスター王ハウバルの息子や傍系の王族とか…
西方城塞都市国家群はかなり政治的に大陸北部とはかなり離れているので、逃亡先としては有力かな、と
野村再生工場ではありませんが、こういった昔に関わるキャラが登場するならまた世界は繋がっている感も出ますし
クラナリアの出身であれば新ドモスの中心域であるクラナリアの情報を持っているので貴重ではないかと
こちらのキャラについては『神聖帝国への道』様のキャラ情報を活用させていただきました
'09/08/10